...父は塗師職(ぬししょく)であった...
泉鏡花 「瓜の涙」
...茶人であり同時にまた塗師(ぬし)...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...仏師塗師(ぬし)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私は相更(あいかわ)らず修業中……その十五日の前の晩(十四日の夜中)に森下にいる下職(したじょく)の塗師屋(ぬしや)が戸を叩(たた)いてやって来ました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...政吉は安手の方の塗師重(ぬしじゅう)で済まして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この鍛冶屋は仕事の合間々々に塗師(ぬりし)の仕事もして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「むかしむかし御者や大工や塗師があって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これに塗師(ぬりし)と蒔絵師(まきえし)と沈金師(ちんきんし)とが加わって様々な漆器が出来上ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...いつのまにか、東勝寺の楽殿(がくでん)の楽器を持ってきて、高時の陣座のうしろに、一(ひ)ト屯(たむろ)を作っていた諸職の雑人(ぞうにん)――あの笛師、太鼓打ち、仏師、鋳物師(いものし)、塗師(ぬし)、仮面(めん)打ち、染革師などの工匠(たくみ)や遊芸人たちだった...
吉川英治 「私本太平記」
...床場(ゆかば)の内では、弓の弦師(つるし)、具足の修理、くさずりの縫工(ほうこう)、研師(とぎし)、塗師(ぬし)、革裁(かわた)ち、柄巻(つかま)き、あらゆる部門の職人が見える...
吉川英治 「私本太平記」
...甲府塗師屋町(こうふぬしやまち)の四ツかどをでて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...塗師屋(ぬしや)...
吉川英治 「新書太閤記」
...塗師(ぬし)宗祐(そうゆう)というものがおります...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこに泊りこみで働いている塗師(ぬし)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...夏の暴風(あらし)で破損した欄間彫(らんまぼり)へ二人の塗師(ぬりし)と三人の彫刻師(ほりし)とが来て...
吉川英治 「親鸞」
...仏師や塗師(ぬりし)たちも来なくなった...
吉川英治 「親鸞」
...あそこの塗師屋(ぬしや)の裏で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...浅草鳥越町から通っていた本職の塗師職人である...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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