例文・使い方一覧でみる「塗れ」の意味
スポンサーリンク...泥塗れのビショ濡れになってる夜具包や... 
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...其外にも如何なる貴女紳士の春の粧いを凝らすの料ともなるべき粧飾品や化粧品が焦げたり泥塗れになったり破れたりしてそこらこゝらに狼籍散乱して...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...彼が血塗れの短剣をポケットの中に隠していて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その色でお前の家を塗れ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...日に燒けた顏、土に塗れた着物、荒れた唇、蓬ろなす髪、長く生えた鬚、さういふものが到るところにあつた...
田山花袋 「歸國」
...血に塗れた手を紙で拭いて「ここまで見張が出ておりましては...
直木三十五 「南国太平記」
...八郎太は、ふらふらと、血塗れのまま、灰色の中に、漂っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...白粉などは濃くも薄くも塗れるものだ」「親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泥と血に塗れた協差を宗次郎の膝の前に抛（ほう）り出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二十三、四の華奢（きゃしゃ）な男で、傷は前から心（しん）の臓へ一と突き、血潮に塗れて、惨憺（さんたん）たる姿です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...埃と汗に塗れた旅姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...泥に塗れて汚れては居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血に塗れないものはなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血に塗れた頭蓋骨！ 避けられない決定！この幻想の恐ろしさから...
萩原朔太郎 「宿命」
...一敗地に塗れた様子は新聞の商況面で知れた...
長谷川伸 「奇術考案業」
...西京辺の白粉多く塗れる女等にしばしば例あり...
南方熊楠 「十二支考」
...大阪市北区中之島付近の往来に泥塗れの乱れたるフロック姿を現わし...
夢野久作 「少女地獄」
...その白つぽく砂に塗れた大きなからだを支える爲に...
若杉鳥子 「烈日」
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