...案じて安堵の山小屋より深切に多人數で搜しに來た...
泉鏡花 「遺稿」
...大鳥氏はホッと安堵した...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...「それを伺って安堵(あんど)しました...
江戸川乱歩 「影男」
...壮助は却って或る安堵を覚えた...
豊島与志雄 「生あらば」
...危機を脱し得た安堵と己が伎倆に就いての滿足とが...
中島敦 「名人傳」
...同じような興奮と安堵とを感ずる...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...地獄で仏といった安堵(あんど)の顔になります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ホッと安堵した一万両の行列へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其方(そち)が心(こヽろ)一つにて我(わ)れも安堵(あんど)姫(ひめ)に疵(きず)もつかず...
樋口一葉 「曉月夜」
...安堵(あんど)の感じは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...ビートリスが安堵した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...第五十章 無理筋ビンセント卿が安堵して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...いくらか安堵した...
松本泰 「日蔭の街」
...看(み)るものが堵(と)の如くであった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...地表を蔽った武器の爆薬の堵列した進行のさま...
横光利一 「旅愁」
...その儀はどうぞ御安堵(ごあんど)あって」「では」と...
吉川英治 「私本太平記」
...安堵(あんど)を語り合うのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...住民を安堵(あんど)せしめ...
吉川英治 「新書太閤記」
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