...場馴れてゐる海軍将校は...
芥川龍之介 「舞踏会」
...ぼくはふだんの吃(ども)りも場馴れない臆病さもまったく忘れて...
大杉栄 「新秩序の創造」
...」と突込む者があつても、場馴れた作者は、「おました...
薄田泣菫 「茶話」
...森の定住者たちよりかえって場馴れがした観があった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...都貌(みやこがほ)あり、田舎相(ゐなかがほ)あり、髯(ひげ)あり、無髯あり、場馴れしあり、まごつくあり、親しきは亭主夫婦と握手して、微笑してかはす両三言、さもなきは小生と同様澄(すま)しかへつた一点頭(てんとう)、内閣大臣、外国公使等身分高きは右なる特別室に、余は左なる喫煙室婦人室にそれ/″\入り行く...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...場馴れのした弓子の挙措が...
豊島与志雄 「紫の壜」
...場馴れているとか...
直木三十五 「南国太平記」
...「脚は、少し不自由じゃが、剣は、真剣に場馴れて、人には譲らぬぞ」綱手は、月丸が、小太郎の腕前のことを、いつか聞いていたことを思い出した...
直木三十五 「南国太平記」
...そのような事に場馴れている者ばかりである證據だ...
三好十郎 「肌の匂い」
...宜しくお執次(とりつぎ)のほど願わしゅう存じまする」場馴れない新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...老獪場馴れの曲者...
吉川英治 「剣難女難」
...けれどこういうところに場馴れない又八ではないし...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??