...彼は場所柄、山でキャンプをすることが何度もあった...
...結婚式の場所柄、彼女をプロポーズした...
...地震の場所柄、家の中が大変なことになった...
...彼女は場所柄、海が好きでよく旅行に出かける...
...場所柄、この地域は美味しい海産物が多い...
...場所柄、野暮くさいのは禁物だよ...
海野十三 「深夜の市長」
...また場所柄でもないことは勿論だが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...山谷堀(さんやぼり)に上がれば雨はら/\と降り来るも場所柄なれば面白き心地もせらる...
寺田寅彦 「半日ある記」
...然し場所柄として...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...日も夜も明けない始末でげす……」「馬鹿!」神尾主膳は場所柄をもわきまえず...
中里介山 「大菩薩峠」
...江守さん」「有難い」二人は場所柄も忘れ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...こんな事と知つたら、場所柄で、關取衆でもお願ひして置くので御座いました」平次は番頭の愚痴(ぐち)に追つ掛けられ乍ら、何彼と見て廻りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近江屋も片手間乍ら場所柄だけの商賣はあつたわけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...場所柄に似氣なく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...場所柄つてことを知らねえのか」手ひどく平次にたしなめられました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎が案内したのは、二丁目の裏通り、御用空地に面した三軒建の長屋で、場所柄でもあり、木口も建具も調度も、浪宅とは思へぬ洒落れたものでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...安心するが宜い」平次は場所柄も構はず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...乗物は場所柄だけに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに好い加減古びてゐるのと場所柄とで...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...埃を溜めたりする場所柄では無い...
葉山嘉樹 「井戸の底に埃の溜つた話」
...連騎の者が場所柄に騎馬では余り風(ふう)が悪いと止(と)めて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今と違って交通不便の場所柄...
山本笑月 「明治世相百話」
...何を問うても吃(ども)っていっこう学識らしい話も場所柄に応じた答えもできないでいる容子をながめ...
吉川英治 「三国志」
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