...」謠に堪能なる檜葉菩薩...
大町桂月 「夜の高尾山」
...それはさる有名な經濟學者が滯英中英語に堪能なる或る日本紳士が英人と話してゐるのを側で聞いてゐたが...
高田力 「ベーシック英語」
...音楽に堪能な令息恭雄(やすお)氏の話によると相当な批判力をもっていたそうである...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...ゆえに芸術ようやく拙(つたな)くなりて堪能なるもの出で来たることまれなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ふと彼女も仏文学に堪能なことを思付くと...
豊田三郎 「リラの手紙」
...世の中に如何なる歌道なり書道なりに堪能な人がありましても...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...「此の沢野さんは日本語にはもうカナリ堪能なんですが...
長與善郎 「青銅の基督」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...踊りに堪能なたしなみのせゐでせうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俳句に堪能なる秋竹が俳句の集を選びたるは似つかはしき事にして...
正岡子規 「墨汁一滴」
...外国文に堪能な数学者は索め難いであろうとの話であった...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...日本人は実験学科の研究においても堪能なるものであることを示すところの生きた実例であったのである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...諸芸に堪能なるお手前の表芸(おもてげい)が見たしと申すや否や...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...国政の処理に最も堪能な人々...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は莫大な金を費やしてもろもろの学芸に堪能な人たちを集めることに心を砕き...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ラテン語にはきわめて堪能な人でございました...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やわらなども御堪能なわけですな」「堪能などとはとんでもない...
山本周五郎 「雨あがる」
...久能の出入り先で今大路(いまおおじ)という堂上方(どうじょうがた)の家に綾姫(あやひめ)という小鼓に堪能な美人がいた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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