...諸君諸君は青年の芸術の為に堕落することを恐れてゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...国民皆兵の制度が乱れて傭兵に堕落する...
石原莞爾 「最終戦争論」
...政治家が段々堕落する...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...堕落するもここに於てする...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...夕べのそれを一椀の茶でそうすることをかんがえて見たまえ! それらで誘惑されるときいかにわたしは堕落することか! 音楽でさえ人を酔わせることがある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...生田長江(いくたちょうこう)という人が四方太さんの所へ行ったら先生大気焔で漱石も「一夜」をかいているうちはよかったが近頃段々堕落するといったそうだ...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...金持ちが堕落するのは...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...俳壇は堕落するばかりである...
種田山頭火 「最近の感想」
...御前のような不作法(ぶさほう)ものには好い修業になって結構だ」「ハハハハ西洋へ行くと堕落するだろうと思ってね」「なぜ」「西洋へ行くと人間を二(ふ)た通(とお)り拵(こしら)えて持っていないと不都合ですからね」「二た通とは」「不作法(ぶさほう)な裏と...
夏目漱石 「虞美人草」
...こっちの性格が堕落するばかりだ」「なぜ財産をみんなやったのか」「要(い)らないもの」「ちょっと僕に相談してくれれば好かったのに」「要らないものをやるのに相談の必要もなにもないからさ」宗近君はふうんと云った...
夏目漱石 「虞美人草」
...日本の青年は滔々として堕落するにもかかわらず...
夏目漱石 「野分」
...堕落するには都合のいい道づればかりだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...堕落する第一歩はみんな...
原民喜 「焔」
...これほど下劣で卑賤醜悪(ひせんしゅうあく)なものに堕落することが出来るのだろうか? これほど変るものだろうか? これが果して真相に近いことだろうか? ところが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その信念が追々堕落する事...
南方熊楠 「十二支考」
...人の堕落するのを見て口なめずりをするような...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そのため直ちに味に堕落する危険性が何人にもあるのである...
横光利一 「欧洲紀行」
...堕落するところまで引っぱり堕(おと)して...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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