...しかしそれが同時に私を自堕落から救ふのも事実である...
種田山頭火 「其中日記」
...そうした路傍の食物を心ゆくばかり食わんがために不良な行為に堕(お)ちて行ったのがその一つの原因であったことを想い起す...
田山花袋 「日本橋附近」
...弟の生活があまりに自堕落であったからじゃ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...私は動物らの霊と共にする薔薇色の堕獄を知つてゐた...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...彼には滑稽(こっけい)な堕落的なことに思われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お絹もそこまで堕落した女ではなかったのだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...世間では、今おっしゃる通り、闇から闇ということを罪悪のようにも教えていますし――また、わたしたちの疑問からして見ますと、その闇から闇というのが、いっそ辛(つら)い日の目を見せて生かすよりは、大きなお慈悲ではないかという問題に出会っているのでございますから、その実行――つまり、先生のおっしゃる不言実行だって、そういちずに罪悪呼ばわりをするのはどうかと思われるじゃありますまいか」「なるほど――理窟はとにかくとして、その子を卸すこと、つまり堕胎なんだね、その堕胎も、間びきも、滔々(とうとう)として不言実行されていることは事実なんで……また考えようによると、こうしてまあ徳川の天下が三百年も、ともかく無事で来ているというのも、見ようによれば、その不言実行が……」五十九そこで、道庵先生は自分の体験からして説き出しました、「わしは、今でもこういうロクでなしだから、そもそもこの世に生れ落ちる最初から、このロクでなしの運命を持って生れて来たもので、わしの母親というやつが道庵を産むくらいのやつだから、どぶろくを飲むと夢みて孕(はら)んだわけでもあるまいが、こいつの生れるのを厄介がって、なんでもあとで懺悔話に聞くと、こんど生れやがったら、ひねってくれると言って待構えているところへ産みつけられたのがこの道庵だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして人はヴァニティの方に傾く即ち堕落する方は楽なのでこの男は長い間機敏を続けてゐました...
中原中也 「小林秀雄小論」
...現代の青年は滔々(とうとう)として日に堕落しつつある」聴衆は少しく色めいた...
夏目漱石 「野分」
...この点において大いに堕落(だらく)したと思いあたり...
新渡戸稲造 「自警録」
...貴方を堕落させたのは! 私...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ややもすれば「貧困の中にただ貧困をのみ見る」態度に堕(だ)する危険性を十分もっていると同時に...
平林初之輔 「二つの文学論」
...通俗に堕さない文学上の判断というものが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...足を過って崖から転げ堕ち気を失ったまま屋敷へ担ぎこまれた...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...いずれにしても彼等学生の腐敗と堕落は...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...投げ遣りの自堕落になる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...気は堕(だ)してくる...
吉川英治 「三国志」
...井戸のなかへ身を逆さまに堕(お)ちて行った...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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