...堆(うずたか)い薪(たきぎ)を踏(ふ)まえたまま...
芥川龍之介 「おぎん」
...薪二本と少量のたきつけとから成る火葬堆の上にのせる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...○ 雪の堆量(たかさ)余(よ)が隣宿(りんしゆく)六日町の俳友天吉老人の話(はなし)に...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...肉づきがよいので堆(うずたか)く盛り上っている幸子の肩から背の...
谷崎潤一郎 「細雪」
...至る所に堆積(たいせき)している土砂の取り片附けだけは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼の眼の前二三尺の所に堆(うずだか)い襞(ひだ)を盛り上げて重々しくひろがっていた裲襠(うちかけ)の裾(すそ)が...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...古来の無数の智識の単なる堆積だけでは...
田山録弥 「スケツチ」
...下の畑で鉢巻(はちまき)をした禿頭(はげ)の爺(じい)さんが堆肥(つくて)の桶(おけ)を担(かつ)いで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...畑中の一堆(いつたい)邱(きう)に土造の穀物納屋の立ちたるを聖書の画見る心地にをかしと見つゝ...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...堆く積まれたまま枯れかかっていた...
豊島与志雄 「土地」
...さかりがついて荘重に身顫ひをする野原の中には泥に塗(まみ)れた小石の堆積(やま)なぞ見受けるもので...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...この堆石がたくさん集る...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...ところで次にこの厖大な量の堆肥は...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...ミケランヂェロの「最後の審判」の肉體の堆積...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...病妻の側(そば)で読んだ書物からは知識の外形ばかりが堆積(たいせき)されていたのだろう...
原民喜 「死のなかの風景」
...彼の家の前にはいつも八つの穀堆がならんでゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...自分の右の手の甲がこんなにも堆く...
正岡容 「小説 圓朝」
...沖縄の漆器もその堆金(ついきん)や沈金(ちんきん)で名があり...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
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