...大革新を妨げる堅固な殻を打ち割りました...
石原莞爾 「最終戦争論」
...堅固なつっぱりになる仕掛だった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...ぐるりを高い堅固な塀で取り囲んであるから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...滿身悉く傷痍を受けて殆ど完膚なきを見る然り彼れが盛名の時代に死せざりしは實に彼れの不幸なりき大不運なりきさもあらばあれ彼れは他の元勳政治家に比して最も堅固なる根據を有せり政黨の首領として最も素養ある位地を有せり他の元勳政治家は未だ利害を同ふするの政黨を擁するものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...よほど堅固な製本のものでなければそれに堪えない...
豊島与志雄 「ふざけた読書」
...それが忽ち堅固な抗抵に遭遇した...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...昨日まで石のごとく堅固なりし勇蔵が一念...
宮崎湖処子 「空屋」
...これが己を堅固な岸に連れて来たのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...堅固な前列は右に方嚮(ほうこう)を転ずるや否や...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...堅固な・強力な・運のいい・愛情の腕の中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかも堅固な植物の幹が歩いてる様である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...自分等の船の堅固なことや...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...要害堅固な江戸城のこと故...
吉川英治 「江戸三国志」
...これほど堅固な陣屋を捨て...
吉川英治 「三国志」
...城壁を高く持つこと極端なほど堅固な中国では古くから行われている法である...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちょっと不落といえそうな堅固な城だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...深い堅固な信仰ではないにしても...
吉川英治 「平の将門」
...堅固な城壁を持っていて...
和辻哲郎 「鎖国」
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