...大革新を妨げる堅固な殻を打ち割りました...
石原莞爾 「最終戦争論」
...一八 堅固な門...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...殿堂の破風(はふ)をささうべき堅固な円柱どころか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...堅固な額とじっと見据えがちな眼付など...
豊島与志雄 「渡舟場」
...かつて広大堅固なる西洋の居室に直立闊歩(かっぽ)したりし時とは...
永井荷風 「江戸芸術論」
...人界に生を受けた思い出である」といわれたそうであるからなかなか堅固な行者であったろうと思う...
中里介山 「法然行伝」
...前には堅固な扉がいつまでも展望を遮(さえ)ぎっていた...
夏目漱石 「門」
...それが忽ち堅固な抗抵に遭遇した...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...その公徳をして堅固ならしめんとするには...
福沢諭吉 「日本男子論」
...その上に増田(ますだ)の家は年来堅固なる家風で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...貧曙覧が安心の度は一般貧文人の安心よりも更に堅固なりと...
正岡子規 「曙覧の歌」
...つまりは意志の堅固な...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...始めてそれらの事柄がいずれもきわめて堅固な根拠をもっていること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一つ一つたえるだけの堅固な心はもたないから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこには変らぬ愛と・信頼と・数限りない有用で堅固な相互の奉仕および義務と・がみちみちている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかも堅固な植物の幹が歩いてる様である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...また各所で工兵が堅固な角材で鹿柴を組み立ててゐる事であつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ちょっと不落といえそうな堅固な城だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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