...堂守容易に幕をとってくれず...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...それで堂守には、坊主の方がいいといって、頭をクリクリ坊主にした事がありました...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...今度のお堂守さんは御奇特な感心なお方(かた)だという評判が信徒の間に聞えた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...淡島堂のお堂守となったはこれから数年後であるが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...浅草絵と浅草人形椿岳のいわゆる浅草絵というは淡島堂のお堂守をしていた頃の徒然(つれづれ)のすさびで...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...堂守(どうもり)の坊主...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...四十二「いや、元はと申しますとたあいもないことでござりまするが、起りは斯様(かよう)な訳合(わけあい)でござりましてな……」竜之助が現象は見たが、事実は知らない人だということに気がついて、堂守の尼さんが、次のような一条の物語を語って聞かせてくれました――天竜寺に、若い一人の美僧があって、それが門番の美しい娘と出来合ってしまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...今こそ堂守で行い澄ましているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その恋塚の堂守をなさるのだね...
中里介山 「大菩薩峠」
...――本堂さえ承知なら……ただこんな処で、何もおかまいはできぬが……と、いささか意外そうな面もちで、堂守の返答...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...これは堂守の仁三郎といつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石原の利助は堂守殺しの下手人として...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「不動堂の堂守の海念坊は講中へ申し譯が立たないと言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちょうど堂守が寺院の扉を開くような工合である...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...提督教会(ていとくきょうかい)の堂守(どうもり)をしておりました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...大師堂堂守の老人が知っていると聞き込んで画伯に伝えた...
山本笑月 「明治世相百話」
...淡島さまの堂守であったが...
山本笑月 「明治世相百話」
...……まるで野盗が住んだあとみたいにして行きおった」藤井寺の堂守は...
吉川英治 「私本太平記」
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