...詩人の墓所を歩く聖堂守の遠い足音にさえも...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...堂守容易に幕をとってくれず...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...空しく堂守をして煙草銭を儲けしむ...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...淡島堂の堂守(どうもり)となりました...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...椿岳から何代目かの淡島堂のお堂守は椿岳の相場が高くなったと聞いて...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...長い白髯(はくぜん)を撫でながら堂守の老人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやもう御奇特なことで」堂守の独(ひと)り合点(がてん)は早口調で...
中里介山 「大菩薩峠」
...何と仰せられました」堂守の尼が聞き耳を立てました様子ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...堂守のおろおろ声...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...わしの村の堂守になつて下せえ...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...「ここをもう一度見ておきたいが、――夜は誰も居ないんだね」向柳原の河岸っぷち、千坪ばかりの空地の中に建った法印堂は、堂守を縛られて、闇の中に不気味な口を開けております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「不動堂の堂守の海念坊は講中へ申し譯が立たないと言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...村にありし薬師の堂守(どうもり)は...
柳田国男 「遠野物語」
...堂守りもいないという小さなものであるが...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...目ッけものか」堂守の一僧は...
吉川英治 「私本太平記」
...堂守の妙達とは、日ごろ顔見知りだったので、御扉(みとびら)を開けてくれたのも、薄い夜の具(もの)をかしてくれたのも、みな彼の親切だった...
吉川英治 「私本太平記」
...堂守の妙達は、また、なぐさめ顔に、観音堂へ見えた...
吉川英治 「私本太平記」
...ある堂守(どうもり)が住んでいた後に...
吉川英治 「親鸞」
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