...聖堂守の老人の黒い衣をまとった姿が...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...淡島堂の堂守(どうもり)となりました...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...それで堂守には、坊主の方がいいといって、頭をクリクリ坊主にした事がありました...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...堂守になる前には仁王門の二階に住んでいました...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...堂守に同宗立教の書を求む...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...浅草絵と浅草人形椿岳のいわゆる浅草絵というは淡島堂のお堂守をしていた頃の徒然(つれづれ)のすさびで...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...とうとうその晩は金公と一緒にこの堂守の家へ一泊することになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...連れて来られたのはこの堂守の家であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼頭天王とは、いったい何だと反問したら、あの堂守の尼が、妙に上ずった肉声をあげて、こんなことを聞かせたぞ――昔、北面の武士に兵部重清(ひょうぶしげきよ)というがあって、それが正安二年の春、後伏見院が北山に行幸ありし際、その供奉(ぐぶ)の官女の中に、ええ、何と言ったかな、そうそう、朝霧という美女がいた、それを兵部重清がみそめてしまった、つい、いい首尾があって、連理の交わりとやらを為(な)したそうだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...堂守の婆さんは気の毒とも言わず...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたかもよし、この景勝の籠り堂が、堂守夫婦きり、冬はたいていがら空きが例、と聞くや、これぞ天の与えと、事情を述べて、借用かたを申し入れる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...これが堂守で、半僧半俗の仁ながら、さすが、天女堂の鐘を鳴らして、朝夕の勤行に怠たりなく、いつも汚れた尖り頭巾を禿頭に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...富士をはじめ、四方の山々、破れ宿坊、堂守の老夫婦、本堂の諸知識にも感謝の心をいたし、そぞろ心に下る山路は、一足ずつに春が深く、黄藤の花の陽炎にゆらぐ早川谷は、醸(かも)すがような煙霧の底...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...堂守の死体が転がっているのが見付けられたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不動堂の堂守――二日前に首を縊(くゝ)つて死んだ海念坊の甥(をひ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不動堂の堂守――二日前に首を縊(くく)って死んだ海念坊の甥(おい)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ヘラクレスの堂守りは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「堂守...
吉川英治 「私本太平記」
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