...堂堂たる体格を具へてゐた...
芥川龍之介 「佐藤春夫氏」
...それは都営アパートなどよりも、ずっとりっぱな建物で、明智が借りているのは、二階の一区画で、広い客間、食堂、書斎、浴室、台所など、五つほどの部屋でした...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...でっぷり肥った五十がらみの赤ら顔が宝石を売った天華堂の主人...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...その兵隊を君たち将校があずかっているわけだ」俺はこの慷堂がなんで食っているのだろうと...
高見順 「いやな感じ」
...」食堂は暗くなつた...
太宰治 「道化の華」
...それから優しく賢明な御母堂に就(つ)いてだけ書いたばかりで...
太宰治 「ろまん燈籠」
...次(つぎ)の木曜日(もくえうび)にパリスと一しょに會堂(くわいだう)へ行(ゆ)くために...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...お堂の中にもどっていました...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...また赤木格堂(かくどう)氏と五百木良三氏とは俳句の外この和歌仲間へも這入った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...午後谷口(うさぎや)樋口(萬年堂)二氏來話...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...* *再建というのは天主堂を建てたり...
永井隆 「この子を残して」
...僧院の廻廊にも、中庭にも、聖堂にも、どこにもベルナアルさんの姿はなかった...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...凡そもう何処にも怯えた気色のない堂々たるロビンフツドの徒党であつた...
牧野信一 「南風譜」
...折角馬春堂の無念無想に入(い)ろうとするところを破りました...
吉川英治 「江戸三国志」
...はやくより清堂を浄めて...
吉川英治 「三国志」
...四天王寺は堂塔四十幾ツの輪奐(りんかん)を聚(よ)せた大曼陀羅(だいまんだら)の丘だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...五岳楼(がくろう)の御堂扉(みどうとびら)にしがみついて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この勝負をほうっておいたらどうなるだろう?天堂一角にして左手の自由がきけば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??