...その天賦の体質性情に基づく分業を忘れて...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...しかしコレラの原因についての正しい知識に基づく上に述べたような注意によって...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...悲しいがいかんともすることのできない自然科学的事実に基づくものであろう...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...人類愛に基づく事業を企てている...
永井隆 「この子を残して」
...これに基づくものである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...雪に基づく障害防除の或る研究にわれわれの力の及ぶ範囲内で...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...すなはち客觀的實在世界の空間性はそれの實在性に基づく...
波多野精一 「時と永遠」
...蓋然的知識にのみ基づく先行する判断にとっては一見好都合であるだろうけれども...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...経験に基づく推論は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...随分信(うけ)られぬ話のようだが何か基づく所があるらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...皆岡崎氏の説通りの訳に基づくらしく...
南方熊楠 「十二支考」
...こちらのネ(根)の語の基づくところはどうやら別にあったらしく...
柳田国男 「海上の道」
...やはり同種の心づかいに基づくものとしているので...
柳田国男 「海上の道」
...基づくところはあったらしく...
柳田国男 「年中行事覚書」
...かく操(あやつ)るものと訓(おし)えている前人の貴い経験に基づくものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...たちまち厭倦と苦痛とに変ずる直接の享楽によって起こされたのでなかったことに基づくのであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...さらに衣の材料的性質やそれに基づく流れ方皺(しわ)の寄り方...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その悲嘆が彼女の競争者たる他の女の死に基づくゆえである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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