...『諸神話は一方では原始的な宗教的観念に基づくと同時にまた他方では当て推量によって得られた原始的の科学に基づいたものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...太陽の熱はその収縮によってのみ発生するという仮定に基づいたものであって...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...本能に基づいた無意識的のものからだんだん智力に造られた意識的のものに移って来た...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...ただし多少科学的の考察に基づいた空想あるいは「小説」を備忘録として書き留めておく...
寺田寅彦 「怪異考」
...超技術的な範疇に基づいたものであらざるを得ないということは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...長いかつ広い経験に基づいたことは多いとはいえ...
新渡戸稲造 「自警録」
...おそらく人類共通の経験に基づいたことであろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...ありふれた解釈に基づいたキリスト埋葬図であり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...想像に基づいた二重存在の見解の直接的起源を説明する体系を考案したとする...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...またホイル(3)の法則だって(それがゲームの単なるメカニズムに基づいたものである以上)誰にでも十分に理解できるものなのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...それは斧の形をして枝に着いているその葉の形状に基づいたものだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そのナンデイナは南天に基づいた名...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...両氏の性情の違ひに基づいたものであらう...
水野葉舟 「言文一致」
...孔子が見たてふ※羊談もかようの物に基づいただろう...
南方熊楠 「十二支考」
...すなわち一九〇五年ロンドン出板ハズリットの『諸信および俚伝』一の二〇七頁に「観察に基づいた信念に...
南方熊楠 「十二支考」
...内にあって働いた動機ははたして何に基づいたかという問題である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...恐らくはその鈴の音に基づいた言葉であろう...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...能の面は伎楽面に比べれば全然別種の原理に基づいたものである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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