...従って今日のアニリン色素製造の大工業の基礎になった発見というてもよい...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...反感の基礎は要するに嫉妬に在るからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...お互ひにまだ別れなかつた時の事を基礎(どだい)に想像する...
石川啄木 「鳥影」
...慈善事業とか社会的事業とか云ふものは単に他人の幸福のみを目的としてなされるなら基督教的慈善の失敗した様に失敗するであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...併し乍ら一方仏蘭西の国の基礎を為して居る百姓は何うかと云ふと...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...夫に基く科学意識の動揺・沸騰に相応しているのである...
戸坂潤 「科学論」
...この二列の哲学イデオロギーの基本的な連帯網が...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...かの「基礎」とか「制約」とかの真の意味も茲になければならぬと思う...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...基体的なるものがあってはならない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...基督(キリスト)の仁と称するは決して悪き意味における婦女子の愛のごとき猫可愛がりでないと説いた...
新渡戸稲造 「自警録」
...基督教会と人類全体の仇敵である加特力の信者と看做しますぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そのナンデイナは南天に基づいた名...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...但(ただし)第三基は第二基よりも攫者に近く本基は第三基よりも獲者に近きをもって通過せんとするには次第に危険を増すべし...
正岡子規 「ベースボール」
...基礎經驗の種々なる構成要素が...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...我々は部分の全體に對する關係が意味の範疇を基礎付けることを述べた...
三木清 「歴史哲學」
...菩提寺の山上家の墓碑は代々一基ずつ並んでいて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...我々の基地の無線技師であるマクタイが鉛筆書きの速記から起こしたものである...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...だからこれらの美術はその共通な様式に基づきつつただ気品や表情において民族的地方的な特徴を示すのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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