...基督の自己鍛錬に似た意味に於いて――大小の比較をするのではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...しかれどもこれ基督教にはあらざるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...能面の美は演技上の必要から来た其の表情の縹渺性(ひょうびょうせい)に多く基いている...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...検察当局は一応その陳述に基いて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...圖第一の周圍に在るは土偶頭部の實例にして中央に畫きたるは此等及ひ他の標本を基として作りたる想像圖なり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...もし詳しくこれを研究すればその結果は自然にこれらの科学の最も重要な基礎問題に触れて...
寺田寅彦 「備忘録」
...この印象に基いて評論的に物を云うためには...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ナンセンスは根本的には之に基づくのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この生産技術家が基本的なインテリゲンチャなので...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...――文芸はこの伝統に基いて...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...これに基いてデカダンスさえが文化の一性質だ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それから下に向って施すところのその厚意に基くことははなはだ稀であって...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...誰しもこの仮定に基づいて...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そんなに悠々仕事してそしてやってゆくだけの経済基礎がないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何かわたくしの生活の基礎になるような思想があって...
森鴎外 「蛇」
...意外にも一人の女性が新月の光りに照らされた一基の土饅頭の前に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...けだしそれらはすべて労働の支持に向けられた基金を減少する傾向があるであろうからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...希望を基礎として考えれば事情は非常に異なって来る...
和辻哲郎 「院展遠望」
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