...メリー号の見える埠頭(ふとう)や高層建築のまどにあつまってきた...
海野十三 「海底大陸」
...三角暗礁の埠頭につけることだ」「そうして貰えば...
海野十三 「地球要塞」
...線路のある突堤埠頭(ビヤー)の先端に...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...今埠頭場まで駈けつけたら...
鈴木三重吉 「千鳥」
...高松の埠頭(ふとう)に着く頃はもう全く日が暮れている...
高浜虚子 「別府温泉」
...SS・H丸はいまやっと倫敦(ロンドン)テムズ下流のロウヤル・アルバアト埠頭(どっく)を離れたばかりのところに過ぎない...
谷譲次 「踊る地平線」
......
種田山頭火 「草木塔」
...埠頭(はとば)から石山行の小蒸汽に乗った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...埠頭(ふとう)を洗う浪を食って...
夏目漱石 「幻影の盾」
...埠頭の税関所につづいた停車場の構内には車は二三台しか見えなかったから...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...道理でつい此間埠頭場(はとば)で彼等を迎へた時に比べると全(まる)で趣きが変つてゐた――と滝本は気づいた...
牧野信一 「南風譜」
...アメリカから買い込んだメリケン粉袋が埠頭に積んであるというデマさえ飛んだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...千鶴子の船がこの埠頭へ入って来るとき出迎えもしなかった自分の理由が...
横光利一 「旅愁」
...松花江の埠頭へも出て見た...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その東に奉天城外の商埠地(居留地)が凹字を左向にした形で日本市街を半ば囲み...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...パンポルの埠頭は人で充たされた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...まだ遠い神戸の埠頭(ふとう)にあって...
吉川英治 「日本名婦伝」
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