...埒もない世間ばなしばかり...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...もとより、用事の手紙ではなく、眼にふれ耳にはいる事柄の、埒もない独白だ...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...埒もない手紙にしても...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...こういう埒もない手紙を書く相手を一人持ってることは...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...どの指へ刺(とげ)をたてたとか埒もないことを喋(しやべ)りあつて...
中勘助 「銀の匙」
...埒もないことを思つてみてゐるのである...
中原中也 「一つの境涯」
...埒もない無駄話でのう」蔵人は調子に乗って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全く埒もない事です...
林芙美子 「大島行」
...埒もない唄をうたう...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...百合子の陳述は恰で埒もないもので...
牧野信一 「好色夢」
...ゼーロンは飽くまでも腑抜(ふぬ)けたように白々しく埒もない有様であった...
牧野信一 「ゼーロン」
...全く埒もない有樣であつた...
牧野信一 「痴日」
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