...不埒至極の者共であると思う」と簡潔な一語に満腔の憤懣をもらしたのち...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いっさいの理由の埒外にあった」 彼女はどんな弁解をも聞こうともせず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「まず不埒(ふらち)極まるのは...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...社會に對し當局に對して認識を深めさせる爲めに努力したがなか/\埒が明かなかつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...不埒なお喋りだとか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...猫に関する怪談は、道徳美の埒外に、あるものが多く、たとい報恩とか復讐とかいうことから発したものにあってさえ、たちまち独自の発展をなして、精神的な怪異力を発揮する...
豊島与志雄 「猫性」
...王羲之(おうぎし)の孝経を一目なりとも自分に持って来て見せると誓ったような、あの不思議な応対が、今となっては犇々(ひしひし)と思い当る――奇怪、不埒(ふらち)、人を食った白徒(しれもの)――と奥歯を噛んでみたが、それにしても、頼まれてもやれない仕事を、好意ずくでやってみせようという男...
中里介山 「大菩薩峠」
...永楽銭や文銭では埒があかぬと見たか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...放埒(はうらつ)に身を持崩した末五十過ぎてから兄の家に轉げ込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...物事が手輕に埒(らち)があいて良いやうだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伜の菊次郎の放埒(ほうらつ)が始まってから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...けれども其の埒外(らちぐわい)に逸(ゐつ)することの出來ないのが運命(うんめい)なのだから爲方(しかた)がない...
三島霜川 「虚弱」
...自分をつきはなして見れば勿論その埒外にいると云えたものではありませんけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まったく埒外(らちがい)において...
吉川英治 「新書太閤記」
...埒(らち)があかぬ...
吉川英治 「柳生月影抄」
...不埒(ふらち)な奴」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...彼においてそのブルジョア的埒内において許される限りの発展をしたのであるが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...王は冷淡で埒があかず...
和辻哲郎 「鎖国」
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