...それと並行する金剛寺坂(こんごうじざか)荒木坂(あらきざか)服部坂(はっとりざか)大日坂(だいにちざか)などは皆斉(ひと)しく小石川より牛込赤城番町辺(あかぎばんちょうへん)を見渡すによい...
永井荷風 「日和下駄」
...樸忠は「城番席」を勤めてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...甲斐(かい)の武田勝頼(たけだかつより)が甘利四郎三郎(しろさぶろう)を城番(じょうばん)に籠(こ)めた遠江国榛原郡小山(とおとうみのくにはいばらごおりこやま)の城で...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...したがって留守城番に誰を置くかということは」「申上げます」とつぜん声をあげて...
山本周五郎 「城を守る者」
...留守城番を断わると云いだした...
山本周五郎 「城を守る者」
...留守城番をお願いなされたと申すのは事実でございますか」「……それがどうかしたか」「父上みずから留守城番をお望みなされたのかどうかを...
山本周五郎 「城を守る者」
...三回と続けて留守城番を勤めたときには...
山本周五郎 「城を守る者」
...留守城番として残された五百人の兵は...
山本周五郎 「城を守る者」
...城番屋敷か柳沢家の重臣の邸宅でもあろうか...
吉川英治 「江戸三国志」
...御城番として松野豊後守(まつのぶんごのかみ)...
吉川英治 「夏虫行燈」
...城番の松野豊後守は...
吉川英治 「夏虫行燈」
...江戸表への御報告も偽りになる』当夜の立会人のひとり――城番加役宮崎若狭守(わかさのかみ)の子息市之丞がそう云って...
吉川英治 「夏虫行燈」
...御城番の次席である若狭守の次男なので...
吉川英治 「夏虫行燈」
...御城番松野豊後守(ぶんごのかみ)どのへ一通――各へ二通に認(したた)めて...
吉川英治 「夏虫行燈」
...初めは御城番(ごじょうばん)の方へ直線にツーと行ったが弧(こ)を描いて南へ返り...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ところが、御城番、町奉行、所司代(しょしだい)誰あって耳を藉(か)す者なく、彼の上書(じょうしょ)は嘲笑の種となって突ッ返された...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おい!」「…………」「御城番(ごじょうばん)の膝下(ひざもと)でさえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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