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芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...足(た)しない船の中の淡水では洗っても洗ってもねちねちと垢(あか)の取り切れなかったものが...
有島武郎 「或る女」
...無垢(むく)な少女おつねを泣かせずにも済んだのだ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...床は塵垢(ほこり)の上に鼠の糞...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...人目を避けるため彼は金無垢の牛乳運搬車に変態した...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...この像にはその美が「天にはうたがい無きものを」という高度の無垢(むく)にまで至っている...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...垢ずんだ首の皺や襦袢(じゆばん)の襟が近づき――しかし...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...垢(あか)だらけに濁った薬湯(くすりゆ)のような連想を起させるのである...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...恋人は神聖無垢なものでなければなりません...
豊島与志雄 「化生のもの」
...ネロから純粋無垢な信頼の心を奪い去りました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...これでは無垢(むく)な読者に...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...金無垢(きんむく)の鯉で私の父親をたぶらかしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...耳垢をほじくつてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...寒さにふるえ垢と虱とに蔽われながら世界中で最も悪い気候の中に住み...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...監禁されている無垢(むく)の少女です...
夢野久作 「少女地獄」
...白い垢離衣(こりご)を着た人々に交じッて...
吉川英治 「江戸三国志」
...垢じみた布帽をかぶり...
吉川英治 「折々の記」
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