...赤い垂れ幕が何本も下っていて...
海野十三 「恐怖の口笛」
...古幟(ふるのぼり)で綴(つづ)った継(つ)ぎはぎだらけの垂れ幕の向うに茶を飲んでいるということであったから...
海野十三 「三人の双生児」
...そのうつくしい七色の垂れ幕がしずかに動いてゆく...
海野十三 「大空魔艦」
...頸筋をこちらに覗(のぞ)かせているロゼリイス姫の玲瓏(れいろう)さ! 白絹の垂れ幕の彼方ながら...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...厚い雲の垂れ幕に半ば隠れて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...たいまつの一つが両翼の薄い垂れ幕にうっかり接触した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...やがて垂れ幕がさらさらとしまると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...そしておれが垂れ幕に開けておいた穴から...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...何度も何度も垂れ幕が開かれねばならなかったし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...垂れ幕の前に席を占めていたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...その中でも隣りの室(へや)との仕切りの垂れ幕には...
夢野久作 「ココナットの実」
...入口の横の垂れ幕を押し分けて...
夢野久作 「ココナットの実」
...隣りの室(へや)の仕切りの大きな垂れ幕の裾にハラムの全裸体(まるはだか)の屍骸が長々と横っていた...
夢野久作 「ココナットの実」
...褐色ゴブラン織りの垂れ幕は...
夢野久作 「暗黒公使」
...その扉(ドア)を垂れ幕ごと引き開いて...
夢野久作 「暗黒公使」
...神様の垂れ幕だの...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...長い垂れ幕もまた静かに引き分けられた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...わたくしたちは引きよせられるように近々と廚子の垂れ幕に近づいてその顔を見上げた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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