...乾坤一擲(けんこんいってき)の死闘を瞬前にして...
海野十三 「蠅男」
...いわゆる天地乾坤を睨めまわしてとりあえずつかまえてきたところのものでありまして...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...東西のある乾坤(けんこん)に住んで...
夏目漱石 「草枕」
...日々食を与えたが(一六五八年版ツヴェ『莫士科坤輿誌(コスモグラフィー・モスコヴィト)』八六頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...「乾坤相克記」に記してある...
武者金吉 「地震なまず」
...坤(ひつじさる)の隅(すみ)に離座敷(はなれざしき)がある...
森鴎外 「大塩平八郎」
...乾坤坊(けんこんぼう)良斎...
森鴎外 「細木香以」
...この一点を坤軸として選み落された自分だった...
横光利一 「旅愁」
...乾坤一擲(けんこんいってき)を賭けるようなことは...
吉川英治 「三国志」
...乾坤(けんこん)を捏造(ねつぞう)するほど力があろうとも...
吉川英治 「三国志」
...乾坤(けんこん)一擲(てき)...
吉川英治 「三国志」
...いまや蜀も魏も呉もその総力をあげて乾坤(けんこん)を決せねばならぬ時代に入ると共に...
吉川英治 「三国志」
...銭の“乾坤通宝(けんこんつうほう)”も鋳直(いなお)したので...
吉川英治 「私本太平記」
...あれは自分の乾坤一擲(けんこんいってき)が奏功したのだと一時は思ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...乾坤一擲(けんこんいってき)伸(の)るか反(そ)るかだが...
吉川英治 「新書太閤記」
...乾坤一擲(けんこんいってき)の火ぶたを切って起った出ばなに...
吉川英治 「新書太閤記」
...武人がややもすると口にする乾坤一擲(けんこんいってき)――だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...その戦争はさらに乾坤(けんこん)一擲(てき)な次の大戦争を大坂方とのあいだに孕(はら)んではいるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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