...然りと雖(いへど)も佐佐木君は東坡(とうは)再び出世底の才人...
芥川龍之介 「八宝飯」
...それは東坡がひと夏太守宋選とともに真興寺閣に上つて雨乞をした時...
薄田泣菫 「独楽園」
...彼は宋代に書家として蘇東坡(そとうば)...
高村光太郎 「黄山谷について」
...亡妻を褒める文(蘇東坡の如き)はある...
土井晩翠 「隨筆 藪柑子」
...例へば尚書の洪範に對し蘇東坡...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...私をば東坡書随大小真行皆有※媚可喜処老※書と書いた私には読めない掛物を掛けた床(とこ)の間(ま)の前に坐らせ...
永井荷風 「監獄署の裏」
...分(ぷん)にならるる娵(よめ)の仕合(しあはせ)利牛はんなりと細工に染る紅うこん 桃鄰鑓持ちばかり戻る夕月 野坡という劈頭に引用されている『炭俵』の一節からは...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...そこで宗祇はさらに宗坡とともに校合してこれを差し上げたのである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...蘇東坡(そとうば)仏印と飲んで一令を行うを要す...
南方熊楠 「十二支考」
...○支那料理の東坡肉は一寸四角に切らず...
村井弦斎 「食道楽」
...四大盤といって東坡肉(とうばにく)やら海参(なまこ)やら鴿(はと)のようなものを盛ったのが四色...
村井弦斎 「食道楽」
...竹坡の子が蘆汀良炳(ろていりやうへい)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...晩香坡(バンクーバ)に着いてっからS・O・Sの女郎(めろう)をヒョッコリ甲板(デッキ)に立たせて...
夢野久作 「難船小僧」
...水夫長は死んでも新嘉坡(シンガポール)まで持って行ってくれるからな...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...彼等は坡港(はかう)を「都(みやこ)」と称し...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...新嘉坡(シンガポウル)入港と云ふ十六日の朝より...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...其四黄昏共踏嫩江坡...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...曹操の大軍百万の先鋒はすでに博望坡(はくぼうは)まで迫ってきたというのである...
吉川英治 「三国志」
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