...この土坡の墨味がこういう風にムクーッと柔かくいってるのは一体どんな風にしてやられたのです...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...一路自動車にて奥田彩坡(さいは)経営の士乃(セナイ)の護謨(ゴム)園を訪ふ...
高浜虚子 「五百五十句」
...彼は宋代に書家として蘇東坡(そとうば)...
高村光太郎 「黄山谷について」
...……こういうふうに全編を通じて見て行っても芭蕉と野坡の「音色」の著しいちがいはどこまでも截然(せつぜん)と読者の心耳に響いて明瞭(めいりょう)に聞き分けられるであろう...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...其の後蘇東坡の頃即ち神宗の頃から以後には...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...匆々(そうそう)として過ぎ去ることは誠に東坡(とうば)が言うが如く...
永井荷風 「十九の秋」
...東坡のやからすら企て及ばざる風流韻事の果報なり...
中里介山 「大菩薩峠」
...新嘉坡(シンガポール)の護謨林(ゴムりん)栽培などは学生のうちすでに目論(もくろ)んで見た事がある...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...水打ちそゝぐ進物の鯛春坡(しゅんぱ)この句は前の新築の祝ひに鯛を遣(つか)はしたるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...貴族趣味についても自分は「新嘉坡の一夜」の何處から推斷された非難なのか飮み込めない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...全体この角煮は宋(そう)の蘇東坡(そとうば)が工風(くふう)した料理だといって支那人は東坡肉と号するが...
村井弦斎 「食道楽」
...菫坡の諸老が肝いりで...
山本笑月 「明治世相百話」
...次に行司格の西田菫坡老は雑俳の名人...
山本笑月 「明治世相百話」
...海上から望んだ新嘉坡(シンガポオル)は香港(ホンコン)上海(シヤンハイ)に比して遥(はるか)に風致に富んで居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...博望坡(はくぼうは)(河南省(かなんしょう)・新野(しんや)の北方)まで迫ってきた...
吉川英治 「三国志」
...八文字に開かれている中門から大手の土坡口へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...孟州に入ろうかという十字(じ)坡(は)の嶺道(みねみち)で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また槐樹坡(かいじゅは)とよぶ街道の嶮(けん)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
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