...東坡(とうば)山谷等(さんこくら)の評を読むも亦(また)思ふらく...
芥川龍之介 「骨董羹」
...月の子はかぐや姫にはあらざりき十一月八日旭川(きょくせん)より桜坡子はじめて男子を得しとのこと言ひ来る...
高浜虚子 「五百五十句」
...序(ついで)あれば桜坡子に言づてよとて...
高浜虚子 「五百五十句」
...野坡(やば)がセロとでもいったような気がするのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...東坡は洪範の外に...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...近頃四谷に移住(うつりす)みてよりはふと東坡(とうば)が酔余の手跡(しゅせき)を見その飄逸(ひょういつ)豪邁(ごうまい)の筆勢を憬慕(けいぼ)し法帖(ほうじょう)多く購求(あがないもと)めて手習(てならい)致しける故唐人(とうじん)が行草(ぎょうそう)の書体訳もなく読得(よみえ)しなり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...というのは蘇東坡(そとうば)(彼は南方へ流された)だが...
中島敦 「環礁」
...翌年には同じく蘭坡からして山谷の詩の講釈をも聴いた...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...当時予が好みし中には物いへば唇(くちびる)寒し秋の風 芭蕉葉隠れて見ても朝顔の浮世かな野坡(やば)世の中は三日見ぬ間に桜かな蓼太(りょうた)の如きあり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...「新嘉坡の一夜」は滯歐中の女難の追懷に耽る事を主として描いた作品では無い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...江戸の左右(さう)むかひの亭主登られて 芭蕉こちにもいれどから臼を貸す野坡(やば)方々に十夜(じふや)のうちの鉦(かね)の音(おと)芭蕉という有名な一続きがあるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...米坡の狂女が呼び物であったが三日目ぐらいから客はがた落ち...
山本笑月 「明治世相百話」
...船長(おやじ)は晩香坡(バンクーバ)から鮭(さけ)と蟹(かに)を積んで桑港(シスコ)から布哇(ハワイ)へ廻わって帰るんだってニコニコしてるぜ」「安心したア...
夢野久作 「難船小僧」
...新嘉坡(シンガポール)まで来たのが忘れもしない...
夢野久作 「焦点を合せる」
...やがて南のほう――長坂坡(ちょうはんは)の畔(ほと)りにいたると...
吉川英治 「三国志」
...長坂坡(ちょうはんは)のほうへ馬を飛ばしていた...
吉川英治 「三国志」
...予も久々で安臥(あんが)しよう」赤岸坡(せきがんは)から引っ返して...
吉川英治 「三国志」
...お城の土坡(どは)に立って...
吉川英治 「茶漬三略」
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