...彼は昔のままに石の上に坐ると...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...三藏は殆ど空席の無い片隅に小さくなつて坐る...
高濱虚子 「俳諧師」
...坐る場所もないほど混雑している最中...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...女中と一緒に玄関まで送り出した後(のち)母の枕元に坐るが否や...
永井荷風 「寐顔」
...便所へはいつたがやがて出て来て蒼い顔をして机の側へ坐ると同時に急に咳をして血を吐いた...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...坐るなり「来なければ死ぬなんて電報は...
林芙美子 「浮雲」
...坐る事はともあれせめては一時間なりとも苦痛なく安らかに臥(ふ)し得ば如何に嬉しからんとはきのふ今日の我希望なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...昌允 (坐る)お前が石を...
森本薫 「華々しき一族」
...今日までがまんして来なかったのよ」「話すことはなんにもねえぜ」「坐るぐらい坐ってもいいでしょ」とおのぶは畳をそっと叩いた...
山本周五郎 「さぶ」
...それから膝(ひざ)と膝をつき合せるようにして自分も坐ると...
山本周五郎 「日本婦道記」
...相対して坐るとこちらのほうが自然とかたくなり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「おまえにも一つまいろう」支度が出来て坐ると...
山本周五郎 「めおと蝶」
...早く汗を拭いて坐るがいい」主馬が答えた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...雨にズブ濡(ぬ)れになって帰って来て私の枕元にドンと坐ると...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...初めは、にやにや笑っていたが、坐ると、大きな口を真面目にむすび、伯父の顔いろを、団栗(どんぐり)のような眼でじっと見ていた...
吉川英治 「脚」
...主たる位置に坐るべきでしょうが...
吉川英治 「三国志」
...それが済むと、学寮に入って、師の坊の講義だの、僧たちの討論をきいて、やっと、自分のからだになって、机に坐るのが、もう午(ひる)であった...
吉川英治 「親鸞」
...安楽房は、縄目(なわめ)をうけ、白洲に坐ると、すべてを隠さなかった...
吉川英治 「親鸞」
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