...土星が十二獣帯の第八宮に坐するという場合には...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...入り口の方の部屋のまん中に小机を据えて端坐すると...
岩本素白 「雨の宿」
...コロンウェルの輩(はい)数知れぬほど御位(みくらい)の周囲に坐するあり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...怨み怒りて我こゝに 335坐するに非ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...沈思黙坐するものもあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...各自の卓に坐するを見る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...雨の晴るゝを待たむとて其儘車中に坐するに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わたしをしてその後十年の間この劇場の観棚(かんぽう)に坐することを躊躇(ちゅうちょ)せしめたのである...
永井荷風 「十日の菊」
...館長は宛然陣營の中に坐するが如く思はれたり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...汝を給仕せんがために暫らく汝の右に坐することを許せ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...自分とじぶんに対坐するような心もちで...
林不忘 「あの顔」
...貧相な同心づれとふたりっきりで対坐するなどは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...霊媒が床前(とこまえ)の座蒲団に正坐すると...
久生十蘭 「雲の小径」
...大盤石の上に安坐する時は誇りが一切に代るのだ...
北條民雄 「独語」
...鍋を圍んで坐する人九人...
子規 「闇汁圖解」
...帝朝に坐するごとに必ずまず尾を掉(ふ)って吠えて人を静めた...
南方熊楠 「十二支考」
...一堂に坐するごとし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...坐する椅子(いす)は高く...
吉川英治 「新・水滸伝」
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