...土星が十二獣帯の第八宮に坐するという場合には...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...大にしては我々が大日本の教育を亂すといふ罪にも坐する次第で...
石川啄木 「雲は天才である」
...その人たちと対坐する...
上村松園 「友人」
...その阿弥陀様さえ毎月の二十三日だけは必ずお堂へ帰って安坐する...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...布帆みな坐するが如し...
大町桂月 「杉田の一夜」
...諸君我輩の叫声に耳を掩(おお)ひつつ干物(ひもの)の如き塩焼の肴(さかな)打眺めて坐する浮世の義理また辛(つら)しといふべし...
永井荷風 「桑中喜語」
...前の室内で椅子によって対坐することとなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...余はすでに倫敦の塵(ちり)と音を遥(はる)かの下界に残して五重の塔の天辺(てっぺん)に独坐するような気分がしているのに耳の元で「上りましょう」という催促を受けたから...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...対坐するものに意外な感じを抱かせた...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...対坐する光景(ありさま)は想つても冷汗が流れるのであつた...
牧野信一 「村のストア派」
...其上に所謂結跏趺坐するのであります...
松本文三郎 「印度の聖人」
...尻の皮硬化して樹岩に坐するに便あり...
南方熊楠 「十二支考」
...帝朝に坐するごとに必ずまず尾を掉(ふ)って吠えて人を静めた...
南方熊楠 「十二支考」
...神母はテキ各々蓮花を持て蓮に坐するなど...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...志賀氏のリアリズムは「万暦赤絵」の境地に安坐するであろう...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...思えば不思議な宿縁(しゅくえん)だな」対坐すると...
吉川英治 「新書太閤記」
...その武門の棟梁(とうりょう)に下坐する民も...
吉川英治 「新書太閤記」
...左内東奥に坐する...
吉田松陰 「留魂録」
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