...恰(あたか)も渭川(ゐせん)淇水(きすゐ)の間(かん)に坐するが如し...
芥川龍之介 「骨董羹」
...大にしては我々が大日本の教育を亂すといふ罪にも坐する次第で...
石川啄木 「雲は天才である」
...入り口の方の部屋のまん中に小机を据えて端坐すると...
岩本素白 「雨の宿」
...国民を政治的に訓練指導しなかった罪に坐する...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...天之安河の河原に坐す...
高木敏雄 「比較神話学」
...怨み怒りて我こゝに 335坐するに非ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼をりて慶福の不死の神々並び坐す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...沈思黙坐するものもあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ぴたりと端坐する膝は...
豊島与志雄 「白木蓮」
...悠々としてその席に還りて坐す...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...汝を給仕せんがために暫らく汝の右に坐することを許せ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...ひらめかす爲に腰から兩側に垂れる帶も坐するよりは立つた方が...
原勝郎 「鞦韆考」
...霊媒が床前(とこまえ)の座蒲団に正坐すると...
久生十蘭 「雲の小径」
...対坐する光景(ありさま)は想つても冷汗が流れるのであつた...
牧野信一 「村のストア派」
...死と向い合って坐する幾日を...
松永延造 「ラ氏の笛」
...まさしく蜀帝の陣坐するところだ...
吉川英治 「三国志」
...心から尊敬して土下坐する者を持たない民は...
吉川英治 「新書太閤記」
...弟子たちもこの長老とともに僧堂の内に坐するのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索