...天の高きに坐す――否恐らく「彼」ですら知らないであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その阿弥陀様さえ毎月の二十三日だけは必ずお堂へ帰って安坐する...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ついに死に至るまでみずから知らざるに坐するのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...三台に坐するの宰相よりも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...海はわが坐す岩の下まで満々とたたえて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...前の室内で椅子によって対坐することとなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...苟(いやし)くも人に対して正坐する時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...部屋へどっかと安坐すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...区長と五人の村民が同罪に坐す仕組みである...
久生十蘭 「新西遊記」
...対坐するとき視線をぼやかそうという心なのかもしれない...
久生十蘭 「ノア」
...ラムプの向ふに坐す...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...是に於てハリダースは自分の傍に王の坐すことを始めて知つて...
松本文三郎 「印度の聖人」
...又は靴の中へ釘を打つて是を穿いて居る――或は裸體となつて牛糞の上に坐する――牛糞は元來印度人の非常に神聖なものと考ふる所で...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...尻の皮硬化して樹岩に坐するに便あり...
南方熊楠 「十二支考」
...志賀氏のリアリズムは「万暦赤絵」の境地に安坐するであろう...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...それは帝玄徳の陣坐するすぐ附近の林からであった...
吉川英治 「三国志」
...堀秀政もつづいて坐す...
吉川英治 「新書太閤記」
...その武門の棟梁(とうりょう)に下坐する民も...
吉川英治 「新書太閤記」
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