...かゝる女と並び坐することを得しならん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...大にしては我々が大日本の教育を乱すといふ罪にも坐する次第で...
石川啄木 「雲は天才である」
...その人たちと対坐する...
上村松園 「友人」
...コロンウェルの輩(はい)数知れぬほど御位(みくらい)の周囲に坐するあり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...国民を政治的に訓練指導しなかった罪に坐する...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...われ獨り樓上に坐す...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...此は難波の比売碁曾(ヒメゴソ)の社に坐す...
高木敏雄 「比較神話学」
...アカイアの諸人集會(しゆうゑ)の場(には)に坐す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...坐する者みな立ち...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...雨の晴るゝを待たむとて其儘車中に坐するに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わたしをしてその後十年の間この劇場の観棚(かんぽう)に坐することを躊躇(ちゅうちょ)せしめたのである...
永井荷風 「十日の菊」
...われ此の花に相対して馥郁たる其の香風(かうふう)の中(うち)に坐するや...
永井荷風 「来青花」
...対坐するとき視線をぼやかそうという心なのかもしれない...
久生十蘭 「ノア」
...驢の鞍と※(はなかわ)を造り往きて白樹下に坐す...
南方熊楠 「十二支考」
...石上に坐するに都て土塵なし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まさしく蜀帝の陣坐するところだ...
吉川英治 「三国志」
...堀秀政もつづいて坐す...
吉川英治 「新書太閤記」
...針のむしろに坐すような辛(つら)さを味わいつづけたものだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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