「坐」の意味
座る
小説での「坐」の使い方
...今度は彼の坐っている前へ...
芥川龍之介 「杜子春」
...そして閣下をまた元のようにテーブルの前に坐らせると...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...鼎坐して杯をあげ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...特に私の坐っている安楽椅子の左足の踵の当る辺の床に...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...身はひとり岩の上に坐(ざ)せり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...石のように坐ったきりです...
豊島与志雄 「白い朝」
...「三度(と)でえゝんだつけかな」婆(ばあ)さんの前(まへ)へ坐(すわ)つた一人(ひとり)は後(うしろ)の方(はう)を向(む)いていつて彼(かれ)は不器用(ぶきよう)な紙捻(こより)を拵(こしら)へて其(そ)の先(さき)を茶碗(ちやわん)の水(みづ)へ浸(ひた)して三度(ど)丁寧(ていねい)に掻(か)き廻(まは)して其(そ)の儘(まゝ)紙捻(こより)を水(みづ)に浸(ひた)して置(お)いた...
長塚節 「土」
...そうしてそこで相対して坐った時...
夏目漱石 「行人」
...その誰はつい先刻(さっき)までそこに坐(すわ)っていた人の名に限られていた...
夏目漱石 「こころ」
...入口の方へ坐つてゐるのを見て...
林芙美子 「浮雲」
...そして、それにかぶりついて眼が覚めたら、おやじとおふくろが、枕頭に坐ってて、俺を見て微笑したっけなあ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...」長火鉢の前に坐つてすず子は独語(ひとりごと)のやうに云つた...
平出修 「計画」
...私はその安価な幻を吹き飛して――一度立ち上つて再び机の前に坐り直すと...
牧野信一 「痴想」
...いま坐っているこの席は誰のものでもなく正しく自分の席なのだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...まあ坐ってくれ」玄四郎は六郎兵衛の刀を脇へ押しやった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そして狭い壁と障子明りの中に坐り合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...何十人もいる野盗の一族ではすぐ坐食してしまうのだった...
吉川英治 「親鸞」
...寝床のうえに坐り直した...
吉川英治 「宮本武蔵」
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