例文・使い方一覧でみる「坊さん」の意味

...殿様は坊さんが大嫌いだから... 殿様は坊さんが大嫌いだからの読み方
芥川龍之介「上海游記」

...矢張り梅ちやんや新坊さんの爲には……... 矢張り梅ちやんや新坊さんの爲には……の読み方
石川啄木「鳥影」

...旅の坊さんは牛のようなとぼけた顔をして立っていた... 旅の坊さんは牛のようなとぼけた顔をして立っていたの読み方
薄田泣菫「艸木虫魚」

...「それはたしかにあんたが見られたものじゃ」と坊さんは話し続けた...
チェスタートン直木三十五訳「金の十字架の呪い」

...お坊さんが向うへはいってしまってから... お坊さんが向うへはいってしまってからの読み方
豊島与志雄「或る女の手記」

...するとお坊さんは... するとお坊さんはの読み方
豊島与志雄「或る女の手記」

...その坊さんの居なさるところは？」「根本中堂（こんぽんちゅうどう）の上やで――」「いつ頃... その坊さんの居なさるところは？」「根本中堂の上やで――」「いつ頃の読み方
直木三十五「南国太平記」

...あたいは坊さんになる気なんぞはありゃしない」一通りの白状ぶりを聞いても...
中里介山「大菩薩峠」

...若い坊さんが厚い蒲団（ふとん）を十二畳の部屋に担（かつ）ぎ込（こ）む... 若い坊さんが厚い蒲団を十二畳の部屋に担ぎ込むの読み方
夏目漱石「京に着ける夕」

...みすぼらしい坊さんがやすんでゐました... みすぼらしい坊さんがやすんでゐましたの読み方
新美南吉「鳥右ヱ門諸国をめぐる」

...良寛さんといふ坊さんの話を始めた... 良寛さんといふ坊さんの話を始めたの読み方
新美南吉「良寛物語　手毬と鉢の子」

...こいつは何んとか言ふ坊さんがのたくらせた蚯蚓（みゝず）で... こいつは何んとか言ふ坊さんがのたくらせた蚯蚓での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...勿論坊さんの身分として殺生戒を保つて居るのは誠に殊勝（しゅしょう）なことでそれはさもあるべき事と思ふけれど... 勿論坊さんの身分として殺生戒を保つて居るのは誠に殊勝なことでそれはさもあるべき事と思ふけれどの読み方
正岡子規「病牀六尺」

...十方庵は眞宗の坊さんなのですが... 十方庵は眞宗の坊さんなのですがの読み方
三田村鳶魚「物貰ひの話」

...坊さんはよい人で... 坊さんはよい人での読み方
森鴎外「山椒大夫」

...坊さんを足蹴にした上に踏んづけただけであった... 坊さんを足蹴にした上に踏んづけただけであったの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...また一人の旅の坊さんは... また一人の旅の坊さんはの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...蕎麦切と新酒で職人たちが腹にも酔にも満足してしまうと、「旦那、また、尺八を聞かせておくんなさい」と、せがみたて、「おい、お坊さん、旦那の部屋へ行って尺八を取って来てくれよ...
吉川英治「梅里先生行状記」

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