...両チームが均勢な試合展開を続けている...
...経済の均勢を保つためには、政府の介入が必要だ...
...均勢で戦い続けることが大切だと、師匠は教えてくれた...
...物価の均勢が乱れると、消費者にとって不利な状況になる...
...二人は喧嘩をしていたが、最終的に均勢がとれて和解した...
...◎不信任案は僅々九票の差なりしとは云へ兎も角も政府黨の勝利に歸して否決となり西園寺内閣の運命は茲に強固なる基礎に置かれし如くなるも曩に總辭職の噂傳へられて其一角既に崩落し二十三日の議會に於ては現内閣成立當時の原則たる山西兩系の政治的均勢明白に破壞され...
石川啄木 「雲間寸觀」
...之實に刻下に於ける最も重要にして且つ趣味ある問題なるべく候◎山西兩系の政治的均勢が破壞されたるは之を奈何なる方面より見るも事實として報導すべき充分の理由あり...
石川啄木 「雲間寸觀」
...どこか均勢がとれていないのだ...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...撫で肩の不均勢な輪廓が...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...旧自由党員はこの言質を捉え、均勢論を称えて、しきりに後任者を推薦しようとした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...均勢論の宿望を達しようという策動であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...均勢の取れた姿もスマートであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...黒のコートにつつまれた姿は絶対的均勢を保ち...
豊島与志雄 「幻覚記」
...力強い両の翼の平衡均勢を維持することに向けられていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その建物の主屋は、前世紀の終り頃、英国長老教会マッカイ博士が布教をかねて建造したものであるが、亭子脚を具えた廊下、窓や壁間の均勢、中央のドームなど、西洋と支那との両様式を巧みに取り入れ、而も台湾の土地柄に適合したものとなっている...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...甲羅が美しく均勢のとれたものを吟味して集めたのだが...
豊島与志雄 「文学以前」
...均勢を失はせないやうにする如くに...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...それに均勢のとれた姿とをもっている...
中村地平 「南方郵信」
...若い雌鹿(めじか)のやうに均勢の取れた四肢(てあし)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い雌鹿(めじか)のように均勢のとれた四肢(てあし)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...突然画面の均勢を破って内務大臣が身動きし出した...
久生十蘭 「魔都」
...自分はまだ均勢を得ない物体の動揺を心の内に感じてゐながら...
森鴎外 「妄想」
...そうして均勢を失わない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索