...毎六年目に閏月が一つあてはさまることにしたので一年は平均するとやはり三六五日ということになったのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...あとで百五十人の係員の作製した結果を平均するからして...
海野十三 「軍用鮫」
...一ヶ月を平均すれば二十四...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...私のこれまで読んだ色々の歌人の歌によって想像される作者の健康は平均すると中以下になりそうな気がする...
寺田寅彦 「宇都野さんの歌」
...これ等の特性ある内容価値を平均するような輪郭的な価値(夫は例えば目次に現われる)と物的効果に基く外部価値(例えば装釘とか組み方)との所有者だということである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...夫は要するに平均すると中間層であり小市民に準ずべきものにすぎないが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...凡ての場合を単に平均するということは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...社会に於ける各個人の常識をもう一遍平均することは全く無意味な筈だが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...お熱は平均すれば前と同じく七度二三分だが高低が多くなり...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...やがてその両方の力が平均すると...
豊島与志雄 「蘇生」
...地球の形を高低平均するといっても意味が曖昧(あいまい)なので...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...ついには心事と働きと相平均するの場合にも至るべきはずなるに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...そもそも人生の気力を平均すれば至って弱き者にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...能(よ)く諸藩では或(あるい)は禄を平均すると云うような事で大分騒々(そうぞう)しいが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...同一の場所に平均することは出来ない...
本庄陸男 「石狩川」
...事実を観察する立場にあった人が豊作と不作とが種々なる国で一般に相互に相平均するという意見を述べた実例を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...物を炙(あぶ)り物を煮(に)るも火力平均するがため少しくその使用法に馴(な)るれば仕損(しそん)ずる気支(きづかい)なし...
村井弦斎 「食道楽」
...はた最も卑劣無作法なる野人(やじん)本位を以(もつ)て人の価値を最も粗悪に平均する処(ところ)なり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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