...秘密にしておかねばならないはずの恐ろしい地顔(じがお)がはんぶんほど現われているではないか...
海野十三 「怪星ガン」
...貴様の地顔を見せろ」「ば...
海野十三 「怪塔王」
...或は黄色味をふくんだ象牙色の地顔があんなに魅力を発揮する時はないのであって...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...たとい面魂は英雄豪傑になっていなくとも、地顔が綺麗で、女連から騒がれたと言われてみると包みきれない嬉しさがこみ上げて来るらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...「地顔とまるきりちがう顔色なんかしてケロリとしているんですもの」父親が地味な語学の教授である峯子は...
「今朝の雪」
...帰られたか」やっと地顔に返って...
吉川英治 「私本太平記」
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