例文・使い方一覧でみる「地響き」の意味
スポンサーリンク...あとからあとから追ひつくやうにして海岸に地響きをたてゝ打ちよせてゆくのだ... 
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...この塔の中心を上下に貫いている三十メートルの円筒の底へドシンと落ちて地響きを立てる……当直が断末魔の呻（うめ）き声を上げる……そうだ...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...地響きを立てたのだ」「なるほど」わたしは領（うなず）いてみせた...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...急行列車はけたたましい地響きをさせながら入つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...急停車する地響きがあると...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...たちまちグヮラグヮラグヮラグヮラ、ズド、ドウーン！ と、地響き立てて、背後の青銅像が倒れた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...代々木（よよぎ）の電車停留場の崖下（がけした）を地響きさせて通るころ...
田山花袋 「少女病」
...どうとばかり地響き打って相沢が地にたおれた...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...それと同時に、地響きがして、庄吉と、月丸とは、組合ったまま、草の中へ転がった...
直木三十五 「南国太平記」
...地響きを立てて善光寺の門前を驚かしたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...乗合自動車が地響きをたてゝ上つて来ました...
林芙美子 「蛙」
...地響きが足の裏にぶきみだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一跳躍に三間くらいずつ跳ねながら瞠然（どうぜん）たる地響きを立てて二人の後ろに追い迫っている！博士と四人の漁夫は...
久生十蘭 「地底獣国」
...幸田は地響きを立てて長火鉢の前へ胡坐をかきながら...
久生十蘭 「魔都」
...中央線の長い列車が地響きをさせながら素通りして行った...
堀辰雄 「菜穂子」
...遠くからズシンズシンと地を伝わって来る地響きの震動を枕上にきき...
柳田国男 「故郷七十年」
...五あの体躯で地響きをさせながら...
吉川英治 「剣難女難」
...ドーッとものすさまじい地響きをして焼けくずれる……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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