例文・使い方一覧でみる「地響き」の意味
スポンサーリンク...あとからあとから追ひつくやうにして海岸に地響きをたてゝ打ちよせてゆくのだ... 
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...さっき河野の飛おりた地響きが...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...急行列車はけたたましい地響きをさせながら入つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...急停車する地響きがあると...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...地響き立てて驀進（ばくしん）中の列車とはいえ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...地響きのするような猛烈な唸（うな）り声を立てて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...遠くごーっと地響きをさせ...
豊島与志雄 「初秋海浜記」
...それと同時に、地響きがして、庄吉と、月丸とは、組合ったまま、草の中へ転がった...
直木三十五 「南国太平記」
...残りは堰の口からどどんどどんと地響きをうたせてころがりおちる...
中勘助 「銀の匙」
...この湯壺の底までが地響きをすると言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...地響きも消えた...
林芙美子 「浮雲」
...遠くから地響きして走つて来る電車の方へ首をかしげるのであつた...
林芙美子 「子供たち」
...パン・パン・パン・パンとすごい音がして戦車が地響きをうたせながら一斉に動きだした...
久生十蘭 「だいこん」
...大熊はその場に地響きさして...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...遠くからズシンズシンと地を伝わって来る地響きの震動を枕上にきき...
柳田国男 「故郷七十年」
...五あの体躯で地響きをさせながら...
吉川英治 「剣難女難」
...木鹿は地響きして落ちた...
吉川英治 「三国志」
...地響きが耳を驚かせた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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