...「彼の地声は低くて男らしい」...
...「落とし物をしたとき、地声で「すみません」と声をかけたら見つかりました」...
...「地声で話すと、相手からの信頼度が高くなると言われています」...
...「講演ではマイクを使わなくても、彼の地声は会場全体に響いていた」...
...「仕事で電話をするときは、地声で丁寧に話すよう心がけています」...
...そんな大きな声を出しては――」「これはわしの地声(じごえ)だ...
海野十三 「金属人間」
...ホーホケキョウの地声の外にこの二種類の啼き方をするのが値打ちなのであるこれは藪鶯(やぶうぐいす)では啼かないたまたま啼いてもホーキーベカコンと啼かずにホーキーベチャと啼くから汚(きたな)い...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...例の地声の大きな馬方は店の方で...
中里介山 「大菩薩峠」
...電話の声と地声とはちがい...
長谷川時雨 「九条武子」
...地声の大きい操が...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...ドイツ人の太い地声に...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...初は地声の少し大きい位の処から...
二葉亭四迷 「平凡」
...地声が確かに太くなった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「弥次」の地声の方がまだ出ない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「さらば」も先生の方は浪花節、片っ方は地声、これが全くひどくてかすれてゝ殆んどきこへなさゝうだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「地声を聞くまで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...大佐の地声は全く別人であった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...いろいろ言いなだめている)喜助 大きな声は地声だあ! 誰だと思う――お豊を出せ! お豊を連れて来うっ!おしん お豊ちゃんは...
三好十郎 「樹氷」
...旦那がお待ちなんだよ」それだけを地声で云うて...
矢田津世子 「神楽坂」
...しかも標準語でジゴエ(地声)というところを...
柳田國男 「食料名彙」
...ほとんど地声で気取りっけなしの受け渡し...
山本笑月 「明治世相百話」
...同時に翁の地声がダンダン潤おいを帯びて来て...
夢野久作 「近世快人伝」
...こいつアこいつアうまいものがあらあ――」こんどは地声(じごえ)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
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