...「地団太を踏む」- 人の邪魔をして立ちすくむこと...
...「地団太を踏ませる」- 相手を立ちすくませて動けなくすること...
...「地団太を踏みつける」- 相手を圧倒すること...
...「地団太を踏まされる」- 相手に邪魔されて立ちすくむこと...
...「地団太を踏んで」- 焦って一か八かの行動をすること...
...はア……」おせきは地団太を踏んで...
犬田卯 「米」
...窓枠にしがみ着いて地団太(じだんだ)を蹈むやら...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...口惜(くや)し紛れに寝台の上で地団太を蹈む...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...地団太(じだんだ)踏んで...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...首を斬られる! 今夜にも俺は縛られて打首になるのだ!」金蔵は恐怖極(きわ)まって地団太(じだんだ)を踏んでみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ちぇッ」米友は口惜しがって地団太(じだんだ)を踏みましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺(おい)らが欲しいといったい? 俺らは物貰いに来たんじゃねえんだぜ」こういって軽く地団太(じだんだ)を踏んで見せますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ちぇッ」地団太を踏んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...だが、米友としても、地団太踏んで、こうして無茶に指図がましく人をがなりつけたけれども、これ以上に、どうしたら、差当っての救急療法かということを心得ているわけではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...地団太を踏んだのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...地団太踏んだ米友が...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は泣きも得ず只地団太(ぢだんだ)を踏んで...
長與善郎 「青銅の基督」
...この故(ゆえ)に写生文家は地団太(じだんだ)を踏む熱烈な調子を避ける...
夏目漱石 「写生文」
...直ぐ溝(どぶ)へ捨ててしまいましたよ」「鍋は?」「ざっと洗ってしまいましたが」「何ということをするのだ」平次は地団太を踏み度い心持でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...地団太(じだんだ)を踏んでわめき立てる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...モモンガーのやうに扉に吸ひついて地団太を踏まぬうちは...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...それこそ地団太を踏んで今の轟九蔵を怨んだのは無理もありませんわね...
夢野久作 「二重心臓」
...地団太(じだんだ)を踏むほうがいい...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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