...「地団太を踏む」- 人の邪魔をして立ちすくむこと...
...「地団太を踏ませる」- 相手を立ちすくませて動けなくすること...
...「地団太を踏みつける」- 相手を圧倒すること...
...「地団太を踏まされる」- 相手に邪魔されて立ちすくむこと...
...「地団太を踏んで」- 焦って一か八かの行動をすること...
...」お通は地団太踏んで「失くすとも...
犬田卯 「錦紗」
...検事局では地団太ふんでくやしがったそうだ...
大杉栄 「獄中記」
...地団太を蹈(ふ)んで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「ちぇッ」米友は口惜しがって地団太(じだんだ)を踏みましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺(おい)らが欲しいといったい? 俺らは物貰いに来たんじゃねえんだぜ」こういって軽く地団太(じだんだ)を踏んで見せますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...その翌日病み疲れた枕辺(まくらべ)に立って――地団太を踏んでみたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...地団太を踏みつづけながらも...
中里介山 「大菩薩峠」
...地団太を踏んだのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...躍り上って地団太を踏んだ時分には...
中里介山 「大菩薩峠」
...火のついたように地団太を踏んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...口惜(くや)しい時には地団太を踏み...
中島敦 「狼疾記」
...この故(ゆえ)に写生文家は地団太(じだんだ)を踏む熱烈な調子を避ける...
夏目漱石 「写生文」
...俺も地団太踏みたいほど腹を立てて居るよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道路の真ン中で地団太をふみ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...――万豊が地団太を踏みながら引返してゆく後姿が栗林の中で斑らな光を浴びてゐた...
牧野信一 「鬼涙村」
...馬琴などは石亀屋地団太だの鼠川嘉治郎なんていうのを平気で使っているが...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...それこそ地団太を踏んで今の轟九蔵を怨んだのは無理もありませんわね...
夢野久作 「二重心臓」
...思わずゾッとして地団太を踏みたくなる...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
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