...地下足袋を履いてる人を最近あんまり見なくなったね...
...山形県は、北海道に次いで地下足袋の生産量が多いらしいよ...
...着物に似合うのは地下足袋だよね...
...地下足袋で走ると、忍者みたいになるよ...
...結婚式に地下足袋を履くのはちょっと変かもしれないけれど、個性的だね...
...畑の土のついた地下足袋をぱたぱたと叩き合せて...
犬田卯 「錦紗」
...やうやく地下足袋を買ふことができた...
種田山頭火 「行乞記」
...しようことなしに草鞋でなしに地下足袋(草鞋が破れ易いのとハネがあがるために)...
種田山頭火 「行乞記」
...おもたい地下足袋でとぼ/\歩きだした...
種田山頭火 「行乞記」
...ゴム靴(地下足袋をふくむ)そして新聞紙...
種田山頭火 「行乞記」
...――此服装を見よ、片袖シヤツにヅボン、そのうへにレーンコートをひつかけてゐる(すべて関東震災で帰郷する時に友人から貰つた品)、頭には鍔広の麦桿帽、足には地下足袋、まさに英姿サツソウか!更に此辨当を見よ、飯盒を持つてゆくのだが、それは私の飯釜であり飯櫃であり飯茶碗である...
種田山頭火 「行乞記」
...とほざかる山の雑木紅葉の落葉吹きまくる風のよろよろあるく秋の山山ひきずる地下足袋のやぶれお山のぼりくだり何かおとしたやうな十一月二日 快晴...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...赤羽根といふ漁村のM屋に地下足袋をぬいだ(昨夜の吉良屋老人に教へられた通りに)...
種田山頭火 「旅日記」
...浜名湖めぐり・いのちありて浜名湖(ウミ)は花くもりのさざなみ・遠江春まだ寒い焼鮒買はう・旅もやうやく一人になりて白い花まいにちあるくぼつぼつ茶摘もはじまつた低空飛行その下の畑打つ・若葉わけのぼるちかみちうまい水があつた一足千里の地下足袋ふんで春ふかく・花ぐもりの湖が見えたりかくれたり...
種田山頭火 「旅日記」
...重吉は穴だらけの地下足袋の足を出して菰をきせられてゐた...
林芙美子 「なぐさめ」
...巻脚絆に地下足袋をはいた世話役が二人...
久生十蘭 「春の山」
......
広海大治 「サガレンの浮浪者」
...折々見かける柿色木綿の筒袖股引の男たちの地下足袋と一緒に...
「朝の風」
...古背広に半ズボンに巻ゲートル、地下足袋姿に、乏しい荷物を振分けにして肩にした見すぼらしい渡り人夫の留吉...
三好十郎 「地熱」
...新しい地下足袋を踏み締め踏み締め...
夢野久作 「オンチ」
...新しい地下足袋ってのは間に合わせの変装用に買ったものに違(ちげ)えねえんだ」「お前のアタマの方が...
夢野久作 「オンチ」
...あの玄関にあった地下足袋のコハゼを思い出した...
蘭郁二郎 「魔像」
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