...よそ土地の者には一寸分りかねるような家々に挟まれた...
岩本素白 「雨の宿」
...神代(かみよ)には皆それであった」土地の者にも土室が好い事を勧めていた...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...もともと土地の者も滅多に行かぬようなあんな淋しいところでございますから...
橘外男 「逗子物語」
...このごろ、遠音(とおね)にその音を聞くと、土地の者は、おそれをなして早く戸を締める...
中里介山 「大菩薩峠」
...また土地の者にしても他国へ出ようとする者は...
中里介山 「大菩薩峠」
...屋敷内に移して祀(まつ)って上げるって言い出したのも無理はあるめえ」「なるほど」「ところが土地の者が承知しねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...由松なんてのが」「皆な土地の者か」「いいえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「疲れたろうね?」「そんなでもないわ」私達と一緒に下りた数人の土地の者らしい人々が...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...それから土地の者らしいのが二三人下りる...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...「おまえはこの町内のほうが悪いというんだな」「あたしはこの土地の者です」とおりつは答えた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...「もちろん土地の者はそんなことはしません...
山本周五郎 「山彦乙女」
...土地の者はただ八幡社と呼んでいるが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...土地の者がすべてをまかなって呉れた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...この熱海(あたみ)のことなら土地の者よりはおれに聞けというような顔をしている...
吉川英治 「江戸三国志」
...漬物倉根からの乞食でもあるまいに、土地の者は、岩公を理解するに苦しんだが、この頃では彼の姿が見えない日は、みんなして、「どうしたのか、病気じゃないか」と、心配する程だった...
吉川英治 「下頭橋由来」
...土地の者が怪しく見たのは当然で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もっとも、親船を下りる前から、お米にはあらかじめ強い世間意識があったとみえて、土地の者に、こんな姿を見られるのはイヤだといって、囲(かこ)い女好(ものごの)みに、阿波で啓之助がこしらえてくれた衣類をスッカリ派手なものに着かえ、髪も娘らしい形に、自分で結びなおしてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...土地の者すらまだ誰一人登つたといふ話を聞かぬ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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