...あの森には土蜘蛛が多くて、気をつけないと危ないです...
...彼女は土蜘蛛に噛まれて、病院に運ばれました...
...土蜘蛛という昆虫は、早く走ることができます...
...土蜘蛛が怖くて、夜は外に出られない...
...散歩中に土蜘蛛が被ってしまったので、驚いてしまいました...
...この土蜘蛛と云うのは...
芥川龍之介 「犬と笛」
...ここにいる土蜘蛛(つちぐも)はいたって悪知慧(わるぢえ)のあるやつでしたから...
芥川龍之介 「犬と笛」
...するとその音色(ねいろ)の面白さには、悪者の土蜘蛛も、追々(おいおい)我を忘れたのでしょう...
芥川龍之介 「犬と笛」
...何の苦もなく土蜘蛛を噛み殺してしまいました...
芥川龍之介 「犬と笛」
...食蜃人(しょくしんじん)や土蜘蛛(つちぐも)を退治するのに...
芥川龍之介 「犬と笛」
...土蜘蛛(つちぐも)の計略を見やぶったのも...
芥川龍之介 「犬と笛」
...土蜘蛛(つちぐも)見(み)たやうな...
泉鏡太郎 「艶書」
...出しものは「肥後の駒下駄」と、「お染久松」、「土蜘蛛」、「輝虎配膳」などで、延一郎は駒平、お染とでつちの早変り、これは人形振り、「輝虎配膳」は他の役者の出しもので延一郎は出なかつた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...機織、土蜘蛛、軍人のやうに尻に剣を持つてゐるきりぎりす、長い口鬚を生やしたやきもち焼の蟋蟀、気取り屋の蟷螂、剽軽者の屁つ放り虫、おけら、蚯蚓、――といつたやうな、お伽の国の王様や小姓達の気忙はしさうな、また悠長な生活がそこにあります...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...先住民族の土蜘蛛やアイヌ族にも知られてゐなかつた...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...そこには古い大きな黒松があってその浮き根がそこここに土蜘蛛(つちぐも)が足を張ったようになっていた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...まるで土蜘蛛(つちぐも)の根拠地みたようにいろいろな穴が...
夏目漱石 「坑夫」
...土蜘蛛の巣を掛けたように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『日本紀』七や『豊後風土記』に景行帝十二年十月碩田国(おおきたのくに)に幸(みゆき)し稲葉河上に土蜘蛛を誅せしに血流れて踝(つぶなき)に至るそこを血田というとあるのも土が赤かったからの解説(いいわけ)だろ...
南方熊楠 「十二支考」
...蜘蛛(くも)の巣に顔を包まれては土蜘蛛の精を思い出して逃げかえった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...土蜘蛛にはまた近畿地方に住した者もありました...
柳田国男 「山の人生」
...国樔と土蜘蛛とは同じもののように...
柳田国男 「山の人生」
...「また土蜘蛛(どぐも)めが...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索