...土州橋の交番の辺(あたり)まで歩き...
徳田秋声 「縮図」
...さような事があっては折角土州の勧誘に応じた詮もない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...土州軍は前にもいった如き...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...けれども余り多勢一緒に行くのは土州軍に対し憚かれという内諭もあったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...我土州で固めている区域へは長州兵は一歩も踏込まさぬもしも踏込むなら打払えといって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それから土州長州両軍の滞在費は総て我藩で支弁せねばならぬ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...土州に先を越されているから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...しかるに突然朝廷から土州への御沙汰では...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...土州の軍隊の号令厳粛であったとはいえ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...土州」「やっつけるか」と...
直木三十五 「南国太平記」
...将曹づれを討つにしても、矢張り命を棄ててかからぬとのう」「長州が、鷹司家へ、よく出入するようになったと聞いたが、長州も、動くのか」「長州も、土州も、続々浪人して、京へ集まって来るらしい...
直木三十五 「南国太平記」
...アノ三人は土州の坂本等で此家に残つて居るのは長州の奴だなどとすつかり内幕を知つて居るから...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...私は土州の吉村に百両の鎧をやつたなどと...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...土州屋伝兵衛(としゅうやでんべえ)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...……それで、定太郎のほうは、どうなんです」加賀屋は、苦っぽろく笑って、「土州屋さん、これはあたしが言うんじゃありません...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...土州出身であるその男の専断を防ぐため...
本庄陸男 「石狩川」
...「……それから、お侍衆の噂では、いよいよ、公方討(くぼうう)ちの軍(いくさ)が興(おこ)って、長州様も、土州様も、薩州(さっしゅう)様も、また芸州様もこんどは……」凩(こがらし)でも打(ぶ)つかったように、そのとき、誰か門口(かどぐち)の格子によろめいて、大きな音をさせた者がある...
吉川英治 「松のや露八」
...江戸からは、薩摩屋敷の焼討とか、二の丸の火災とか、頻々(ひんぴん)と、兇報(きょうほう)が入るし、京都での御所の会議には、土州と薩州とが、正面衝突になったとか、新将軍の慶喜公は、大政奉還を布告したにかかわらず、まだその上、軍職も、所領も、官位も剥奪(はくだつ)せよといわれて、いよいよ、壁際(かべぎわ)へ押しつけられた形だから、このままでは済むまいとか...
吉川英治 「松のや露八」
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