...それが土台になって二人はいつでも喧嘩をしました...
秋田雨雀 「三人の百姓」
...混凝土(コンクリート)を土台にして形のそろった石を張りつけたのであろう...
梅崎春生 「狂い凧」
...その極めて卑近な人生観を土台にして...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...もとより感情を土台にする...
高浜虚子 「俳句への道」
...生活が土台になつて特色を備へて来る作品であるのには相違ないが...
田山録弥 「雨の日に」
...家族の土台にもまた家族の不和の元にもなつている...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...英語が土台にはなっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにしても北条時代の式目が土台になっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...まず出来事を書いたものを叙事詩(これは希臘(ギリシャ)の作を土台にして付けた名だから...
夏目漱石 「創作家の態度」
...所(ところ)がこの新舶来の物理書は英国の大家フラデーの電気説を土台にして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しかしその土台に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...而も文学の諸相をもっとも歴史の土台に深く掘りさげてかき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この記録を土台にして元気になった国分が系統的に纒めてくれたら...
村山俊太郎 「国分一太郎君の仕事」
...即ちかのようにが土台に横(よこた)わっているのだね...
森鴎外 「かのように」
...厭(いや)でも或る物を土台にしなくてはならない...
森鴎外 「かのように」
...この観察の土台になっている個人主義を危険だとするのである...
森鴎外 「沈黙の塔」
...あれは無政府主義の土台になっている...
森鴎外 「文芸の主義」
...今ではほとんど塀や土台にこの石を用いない個所は少ない位で...
柳宗悦 「野州の石屋根」
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