...近ごろわが国でも土俗学的の研究趣味が勃興(ぼっこう)したようで誠に喜ばしいことと思われるが...
寺田寅彦 「自由画稿」
...原始民族社会に於ける宗教の土俗学的な材料の整理から惹き出される(E. Durkheim, Les formeslmentaires de la vie religieuse を見よ)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そこでは人類学的・考古学的・人種学的・土俗学的・な諸条件――それは現在に於ける原始民族の研究に俟つ処が甚だ多い――が...
戸坂潤 「科学論」
...土俗学的なものでしかないのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...経済学・言語学・考古学・ジャーナリズム・新聞・政治学・戦争・地理学・民俗学・及び土俗学・其の他其の他の項目が含まれている...
戸坂潤 「読書法」
...なお美学者で土俗学者である小泉鉄氏は博士の令弟である...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...博覧強記で土俗学から印度哲学から言語学から何から何まで行くとして可ならざるなき底の学者であるが...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...鳥居竜蔵博士の人類学と土俗学...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...土俗学者H氏の部屋においてであった...
中島敦 「環礁」
...この土俗学者先生...
中島敦 「環礁」
...台北帝国大学文政学部土俗学教室の一隅に収められた...
中村地平 「霧の蕃社」
...今日一部の少数の土俗学的な学問の研究者たちの手にゆだねられて...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...土俗学や民俗学の方面の科学的研究だけで出来るものではなくて...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...土俗学的に考うべき多少の愚案がないでもないが今は省略する...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...土俗学(フォルクラアル)より見たるB島」という大著述を完成した由緒ある部屋であって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...土俗学等が十分に立証してゐることである...
平林初之輔 「文学方法論」
...土俗学的に関係があり相である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...土俗学等の資料が可なりよく蒐集されてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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