...徳川というものに反逆させたのが光圀(みつくに)でありとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...光圀(みつくに)公なおその好みにより朱舜水等の意見をも加えて造らしめたので...
山本笑月 「明治世相百話」
...水戸光圀の行状記です...
吉川英治 「折々の記」
...光圀の“大日本史”編纂の意図を窺う上からも...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...さきの権中納言光圀(ごんちゅうなごんみつくに)とは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...源光圀公(みなもとのみつくにこう)ご一人(いちにん)にかぎっては当然とは申されぬ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...すると光圀は、(いや、わしは学者でも史家でもないから、自身で筆を執ろうなどとは考えておらぬ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...(しかし、光圀のことばは、いちいち道理である...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...それと光圀が自分で筆を入れた六国史と跋(ばつ)ぐらいなもので――かれが胸中にもっている全体の構想からいえば...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...疑いもなく、光圀は、(父であった)と、いまさらに思う...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...年に一度のことなので、膳部の係りも、初めのうちは、よくこんな失態を演じたが、後々には、光圀の親思いが、家臣の個々の心にも沁み入って、決して忘れなくなった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...柳営(りゅうえい)にあるときの光圀のすがたは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...いま光圀の気脈がみだれてはなるまい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...講義が終ると、光圀は、「おそれながら、あなた様は、この天下をたれのものと思し召すか」と、たずねた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...忠朝が世間ばなしのうちにした事なども光圀はもっと審(つまび)らかに知っているはずであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...光圀(みつくに)の終りのものとなるであろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...が、光圀は、そこにすえてある鬘桶(かつらおけ)に、ゆたりと、腰を掛けると間もなく、「介三郎介三郎」と、ふたたび呼びたて、「下段の間には誰と誰とがおるか」と、訊いた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...光圀はふり向いて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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