...醜業婦の渡航を国辱である如く騒ぐは短見者流の島国的愛国論であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ヨチヨチ歩いたらそれこそ国辱になるじゃないか...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...国辱的レコードというものもいろいろあるのである...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...それを気にして国辱と思っている人もあるようである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...それがあたかも非常な国辱ででもあるように感ぜらるる...
寺田寅彦 「鑢屑」
...その事自体が国辱ではないかとさへ思ふ...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...公娼制度を法律によって保護するなどは国辱だという見解を出ないようだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...廃娼運動はこの国辱的公娼の廃止に於てだけ成功を収めようとしているのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...必ずしも国辱的ではないが併し無産者の恥辱であることには一向変りのない処の...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼等の考えで何か国辱になると思われるような事態が出来し...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...国辱だと書いた久板栄二郎の作で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...癩は国辱なりつて言ふだらう...
北條民雄 「頃日雑記」
...(米人のわれに負けたるをくやしがりて幾度(いくど)も仕合を挑(いど)むはほとんど国辱(こくじょく)とも思えばなるべし)この技の我邦に伝わりし来歴は詳(つまびら)かにこれを知らねどもあるいはいう元新橋鉄道局技師(平岡(ひらおかひろし)という人か)米国より帰りてこれを新橋鉄道局の職員間に伝えたるを始(はじめ)とすとかや...
正岡子規 「ベースボール」
...ありゃ日本人の面汚しで国辱問題だ...
三浦環 「お蝶夫人」
...楽壇啓蒙の薫風であるか――それとも国辱的旋風であるか――の正体を掴み...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...筆者がプラーゲ旋風を国辱的旋風だと云う理由も茲にある...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...国辱以外の何ものでもアリ得ないと思うわ」「ヒヤア...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...中国の国辱だと思いますの...
横光利一 「上海」
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