...上流の方のは「国栖」の字を充てて...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...しかし葛も国栖も吉野の名物である葛粉(くずこ)の生産地と云う訳ではない...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...葛は知らないが、国栖の方では、村人の多くが紙を作って生活している...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...国栖あたりからでもそんな上流地方へ出かける人はめったにない...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...まあ国栖の近所をひと通り歩いて...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...街道は川の岸を縫(ぬ)うて真(ま)っ真(す)ぐに伸(の)び、みたところ平坦(へいたん)な、楽な道であるが、上市から宮滝、国栖、大滝、迫(さこ)、柏木を経て、次第に奥吉野の山深く分け入り、吉野川の源流に達して大和と紀井の分水嶺(ぶんすいれい)を超(こ)え、ついには熊野浦(うら)へ出るのだと云う...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...実はそのつもりで国栖(くず)の親戚から話しておいて貰(もら)ったから...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...「国栖の昆布さんからお話がありましたので...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...その五国栖(くず)さてこれからは私が間接に津村の話を取り次ぐとしよう...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...差出人は「大和国吉野郡国栖村窪垣内(くぼかいと)昆布助左衛門内」となっていて...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...吉野郡国栖村の百姓家で...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...大和の国吉野郡国栖村へ尋ねて行くのが近道であり...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...今日私たちが歩いて来たこの街道を国栖へ急がせた...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...その晩泊(と)めて貰うことにきめてあった国栖(くず)の昆布家へ着いた時は...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...第一日は国栖を発し...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...その日のうちか翌日に国栖へ帰る...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...国栖十二人笛工五人...
柳田国男 「山の人生」
...いずれは日本語であって国栖(くず)や土蜘蛛(つちぐも)言葉の伝わるものは稀有(けう)だったろうが...
柳田國男 「和州地名談」
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