...「広州塔」は中国広州のランドマークです...
...「左宗棠醤」は中国広東省の名産品...
...中巻第一図と第二図とは本所御船蔵(ほんじょおふなぐら)を望む両国広小路(りょうごくひろこうじ)の雑沓(ざっとう)なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...両国広小路見世物小屋の方を睨(にら)めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから、錵(にえ)と匂(にお)い、それは、あなたにはわかるまいが……銘があるとの話、その銘は何という名か覚えていますか」「小さい時から聞いておりました、国広(くにひろ)の刀だそうでございます」「国広……」「はい」「ただ、国広とだけか」「ええ、国広の二字銘だとか、父が申しておりましたそうで」「ああ、国広か」竜之助にかなりの深い感動を与えたものらしく、刀を二三度振り返してみて、「国広にも新刀と古刀とあるが、これはそのいずれに属するか、相州の国広か、堀河の国広か」とひとり打吟じて、「多分、堀河の国広だろう、ああ、いい物を手に入れた」彼の蒼白(あおじろ)い面(かお)の色が、みるみる真珠の色に変ってゆくと、「堀河の国広というのは、よい刀ですか」「新刀第一だ」その真珠色の面が刀の光とうつり合って、どこかに隠れていた血汐(ちしお)が、音もなく上って来るようで、気のせいか女の鬢(びん)の毛が、風もないのに動いて見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...――面白いではないか」日向守の国広は大変なことをいい出しました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...大錦一枚刷の八百屋お七――国広えがく――と署名のあるのを出して見せました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...二「巴屋の店は両国広小路にありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...色白の細面で、道具のよく整った、品の良い顔立は、お萩の可愛らしさとは又別に、両国広小路に、名物の一つに数えられたほどのことがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...両国広小路――電車道路となったが――の...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...軍鶏でも突つきながら話すことにしよう」両国広小路の『坊主軍鶏』...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...両国広小路の方へうつむき勝ちにやって来ると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...島田までは届けないというので野原まで届けて欲しいとところを云ったら国広屋と云っていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とにかく両国広小路へでもいってみようか...
山本周五郎 「さぶ」
...両国広小路(ひろこうじ)あたりの裏とか...
山本周五郎 「さぶ」
...暇なときは両国広小路(ひろこうじ)あたりをねじろに「喧嘩を拾って」あるいた...
山本周五郎 「さぶ」
...両国広小路の盛り場にも近く...
山本周五郎 「新潮記」
...終ったときには国広の短刀と...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...冰(こお)るような川風に吹かれ、河岸(かし)をあるいた覚えがあるので、両国広小路か、その裏のどこかの横丁の飲み屋らしい...
山本周五郎 「へちまの木」
...両国広小路のほうにはもう水茶屋が出来て...
山本周五郎 「柳橋物語」
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