...今回の危機は国家存亡にかかわる重大な脅威であり、このような時こそ国民精神を高揚させる必要がある...
...式典の冒頭で、国家存亡に関わる存念を述べた...
...二葉亭の露西亜(ロシア)語は日露の衝突を予想しての国家存亡の場合に活躍するための準備として修められたのだから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...陛下が宸襟をなやましたもう国家存亡の場合を弁えず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...国家存亡の時にでっくわして...
田山花袋 「田舎教師」
...国家存亡(そんぼう)の危急(ききゅう)に迫(せま)りて勝算の有無(うむ)は言うべき限りにあらず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...そして呉王から、この大任をうけて、汝よくそれに応(こた)うる自信ありや、と問われると、陸遜は、「国家存亡の時、辞すべきではありませんから、謹んで大命を拝します」と、言外に自信をほのめかしてから、こう云い足した...
吉川英治 「三国志」
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