...「告子」は、李斯が秦の始皇帝に進言する際に引用したとされる言葉「治国安民、君子之宝也」の中にも登場する...
...そうしてその娘の一人は豊後国安岐の城主であった熊谷直盛に嫁ぎ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...年三十余)国安(くにやす)(天保七年歿...
永井荷風 「江戸芸術論」
...国安国長には浮絵(うきえ)(名所遠景)の中(うち)時に賞すべきものあるを見ゆ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...本固ければ国安しとありて...
中里介山 「大菩薩峠」
...下総の国安孫子から南東一里ばかりの利根川に沿った布施(ふせ)は...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...すでに仏国安南総督は東京駐箚(ちゅうさつ)仏国大使に右に対する事実調査を電請せり...
久生十蘭 「魔都」
...二十九日に備後国安那郡(やすなごほり)神辺(かんなべ)の廉塾(れんじゆく)に著き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...備後国安那郡(やすなごほり)百谷(ももたに)村の山手(やまて)八右衛門重武に嫁した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...実は下野(しもつけ)国安蘇郡(あそごおり)佐野(さの)の浪人尾島忠助(おじまちゅうすけ)女(むすめ)定(さだ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...殿様は伊勢国安濃郡(あのごおり)津の城主...
森鴎外 「渋江抽斎」
...美穂(みほ)村の向国安(むこうぐにやす)で織り...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...同国安倍(あべ)郡入江町大字上清水と不二見村大字下清水とは...
柳田國男 「地名の研究」
...遠州国安(くにやす)村の石地蔵などは...
柳田國男 「日本の伝説」
...静岡県小笠(おがさ)郡中浜村国安)このようなつまらぬ小さな遊び方でさえも...
柳田國男 「日本の伝説」
...いかで治国安民の経策になどかかわれましょう...
吉川英治 「三国志」
...あなたは本国安芸(あき)へお引き揚げあるがよい...
吉川英治 「新書太閤記」
...羽柴主力は、こうして、もはや鎧袖(がいしゅう)一触(しょく)に値するほどな敵にも会わず、秀吉を囲む騎馬一団の幕僚と、前後、夥(おびただ)しい軍列は、差物、馬印を陽に焦(や)きながら、蜿蜒(えんえん)、北進をつづけて――茂山から父室(ふむろ)村を経、国安、天神前を通って、今市の北、狐塚と橡(とち)の木(き)山との間に当る街道へ続々溢れ出て来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...わが家の流は治国安民を道とする兵法じゃ...
吉川英治 「柳生月影抄」
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