...早まつてそれに手をつけたものは国事犯といふ大変な罪になるにちがひない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その男を国事犯で絞首台に送りでも...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...政府からある国事犯捜査の依頼を受けて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...国事犯の書生っぽを捕(つかま)えたよりゃ...
田中貢太郎 「警察署長」
...またこの国の国事犯裁判に充満しているところの...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ここで国事犯に対する審問が行われ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...主として国事犯罪人を収容した...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...安政六年十月国事犯罪人として...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人々はなぜこの男を臨時国事犯裁判所に連れ出さなかったのか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...近代の最も秀(ひい)でた人物の一であるある国事犯人のことに関してしたためた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多くの国事犯人を捕縛して来て裁判所の方へ引渡した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大井馬城の国事犯とは違ふ...
平出修 「畜生道」
...八一場(いちじょう)の悲劇その年の十二月大事発覚して、長崎の旅舎に捕われ、転じて大阪(中の島)の監獄に幽(ゆう)せらるるや、国事犯者として、普通の罪人よりも優待せられ、未決中は、伝告者(でんこくしゃ)即ち女監の頭領となりて、初犯者および未成年者を収容する監倉(かんそう)を司(つかさど)ることとなりぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...約二週間を経て中の島監獄へ送られし後(のち)も国事犯者を以て遇せられ...
福田英子 「妾の半生涯」
...皇室に対する罪および国事犯に関する条規を刑典中に見るに至った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...良(え)え荷物(国事犯的仕事...
夢野久作 「近世快人伝」
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