...丹波の国々からも押し寄せて参ったのでございましょう...
芥川龍之介 「竜」
...国々が一生懸命に負けない用意をして...
寺田寅彦 「変った話」
...日本その他多くの国々の伝説と同様であるが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...この生産の尖端に誘導されねばならない理由を有っている夫々の国々の論理機構は又...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...通過する国々の痕跡(こんせき)を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...サ、ワタシ、オ嬢様ノタメニ、世界ノ国々ノ、港々ノ唄ヲ何デモウタッテ上ゲルデス、オ望ミナサイ、外国ノ唄オイヤナラ日本ノ唄、ワタシタイテイデキルデス、八重山、越後獅子、コンピラ船々、追分、黒髪、何デモオ望ミナサイ」と言ってマドロスは、立って一方の隅から手風琴を提げて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは又奇怪の国々のみを遍歴して大概のものに驚かされることの無い玄奘の一行だつたが...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...余所の国々へ飛んで行けば好(い)い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...他の国々ほどこの雄弁を必要としないように思われる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こればかりは他の国々では見られない...
柳宗悦 「雲石紀行」
...日本で地方の特色ある風俗が残っているのは北の国々です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...子買おの文句は国々で実によく発達している...
柳田国男 「こども風土記」
...アジアの南方の国々はどうなっているか...
柳田国男 「母の手毬歌」
...国々の租稲は最小限度の供御用米(くごようまい)のほかは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...全土の国々からの...
吉川英治 「私本太平記」
...これは国々の会下(えか)をめぐり...
吉川英治 「私本太平記」
...四百余州の国々からご参詣の皆さまがた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...京都へ上っては、政治的工作に奔走し、常陸へ帰っては、国々の郡司や、国庁の役人たちを、説き廻って、(すでに、中央では、将門の罪をみとめ、将門追捕の令が、発せられている...
吉川英治 「平の将門」
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