...描き眺める国々の隆替の姿...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...先ず『諸国咄』の序文に「世間の広き事国々を見めぐりてはなしの種をもとめぬ」とあって...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...彼の生来の無政府的気質と通過する国々の掟(おきて)を破壊する喜びとに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...みちのくの国々とおなじに...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...また国々より上京する者詠歌を乞ふの繁なるを厭(いと)ひて...
服部之総 「蓮月焼」
...国尽くしに挙げてあるような順序で国々を通り貫いたものと合点したがる...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...私の父はずっと受領(ずりょう)として遠近(おちこち)の国々へお下りになっていた...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...お前の町の美しさは妾がこれまで訪れた国々のうちで……」と切りに話しかけたが...
牧野信一 「ガール・シヤイ挿話」
...二十世紀に入ってフランスのみならず例外をのぞいた国々は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何不足のない国々で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...最もよく統治されている国々においても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...西の国々にてはニタともヌタともいう皆これなり...
柳田国男 「遠野物語」
...専門のよい職工が出て国々をまわってあるき...
柳田国男 「母の手毬歌」
...十種二十種の国々の銘茶をそろえ...
吉川英治 「私本太平記」
...そういう大きな国々もほんとに在(あ)るのだということを――漠然とではあるが――一般に知られかけてきた時代である...
吉川英治 「新書太閤記」
...埃及(エジプト)などという国々の抱(だ)いておる内海(うちうみ)――」その屏風の左半双の端から...
吉川英治 「新書太閤記」
...国々はなほ長閑(のどか)なる時と附けて百韻を結んだといわれている...
吉川英治 「新書太閤記」
...下野(しもつけ)の国々である...
吉川英治 「平の将門」
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