...現在淡路人形操の巡業先はそれぞれ固定した地盤とも見るべきものがあつて...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...生きている日本人の国民性も民族的趣味も決して固定したものではない...
津田左右吉 「偶言」
...問題なるものは元来固定したものではない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...無条件に固定した・超歴史的に永遠な・本質はあり得ない...
戸坂潤 「科学論」
...そうした出来上った固定した民衆にまで報道や批評を運ぶことであって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...物質とはここでは固定した形而上学的存在に過ぎなかった...
戸坂潤 「辞典」
...固定した職業意識によってイデオロギーの自由な発展を束縛する...
戸坂潤 「社会時評」
...決して固定した定義ではその実質を捉え得ないことは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...最もギルド的に意識の固定した文学者や文士さえが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼によるとヘーゲルこそ抽象的な概念と固定した体系との代表者だ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...単にそれが一方において固定した結節点であると同時に他方において変化の飛躍点であるばかりではなく...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...やはり同様に固定した芸術観をいだいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...コゼットという一つの固定した観念をいだいていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは完全に固定したものであり...
永井隆 「この子を残して」
...六精神界において二つの固定した想念(アイデア)が共存するということは...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...老人は帆綱を結び、舵棒を固定した...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...唯物史觀をひとつの固定したドグマとして單純に信奉するのでなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...作られたものは固定した...
三木清 「歴史哲學」
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