...俺は飽くまでも此立脚地を固執する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...宗教的信仰に次いで人々が最も頑固に固執するのは医術的信心であって...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その精神は飜訳出来ないのだと固執する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その固執する論題――対スペイン和平は屈辱なり――について一場の熱烈な演説を試みると...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それを固執するものがあって...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...数学は形式論理をあくまで固執するか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そういう偶然性の概念を固執する限り...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...形式論理学を固執するか...
戸坂潤 「辞典」
...自由主義が自由主義としての立場を固執することを止めて...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...なお根本制約として教学精神がみずからを固執するだろうことを...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...偶然な内容を固執する...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...実例という古めかしい理論に固執するならば...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...常に自説を固執することやフランス流の論理などを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...日本の立場にばかり固執すると...
久生十蘭 「だいこん」
...そして吾々がそれを固執するならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...形式に固執することによってかえって我々の認識を貧困ならしめる...
三木清 「危機における理論的意識」
...明石は子を放すまいと固執する力が弱って行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分にかけられた信用を地に堕すまいとする心から一そう呆んやりを固執するようになった...
矢田津世子 「女心拾遺」
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